『どうする家康』溝端淳平、“御曹司”今川氏真に 松本潤との共演に「とても幸せ」

 2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』に溝端淳平が出演することが発表された。

 NHK大河ドラマ第63作目となる本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。主人公・家康を松本潤、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 溝端が演じるのは、今川義元の嫡男・今川氏真。坊ちゃん育ちのプライド高い御曹司だが、実は偉大な父を持つがゆえの劣等感に苦しみ、義元が目をかける元信(のちの徳川家康)にも、コンプレックスを感じている。今川家を譲り受けるが、桶狭間の戦いで義元が討ち死にしたことで、その運命が大きく揺らぐ。

 溝端の大河ドラマへの出演は本作が初となる。

溝端淳平 コメント

演じる人物の印象と意気込み

今川氏真は、戦国武将の中でも特に数奇な生涯を辿った人だと思います。
血筋も育ちもいいサラブレッドですが実は劣等感の固まりでもあり、父親に認められたい、家康を越えたい、という一心で武人としての研鑽を積みながらも、自分に才能が無いことにもがき苦しむ、人間くさい人物という印象です。
家康とは兄弟のように育ちますがやがて決別し敵となってしまいます。
その後全く違う道を進んでいきますが、豪傑達が台頭する戦国時代の中で、お互い根底には1番近いものがあるような気がします。

初の大河ドラマ出演について

役者をやり始めた頃から、大河ドラマに出演するということは大きな目標でした。
いつか自分もという思いを持ち続け、念願が叶いました。これまでの経験を活かしながらも、初心に還り丁寧に自分なりの今川氏真を創っていきたいと思います。

古沢良太作品について

古沢さんの作品で『キサラギ』という映画が好きです。
密室で起きる4人の会話劇で、役者さんもさることながら緻密な計算で作られている脚本の力が素晴らしい作品です。一年間に及ぶ長編の『どうする家康』の中でも伏線が至るところに散りばめられていると思うので、そこも楽しみの一つです。

家康役の松本潤について

家康役の松本潤さんとは10年ほど前に共演して以来、公私共にお付き合いさせていただいています。
松本さんは頼りがいがあり、時には役者全員の盾になってくれる男気や、スタッフの方々含め現場全員に細やかな気配りや配慮をしてくださる優しさのある方です。
今回も出演が決まったことをご報告すると、すぐに電話をかけてくださいました。
また同じ現場で一緒に作品作りができることがとても幸せですし、楽しみです。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、2023年放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
写真提供=NHK

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