『THE BATMAN』NYプレミアにロバート・パティンソンら集結 ジェイソン・モモアの姿も
映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のニューヨークプレミアが3月1日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークのリンカーンセンターで開催され、ロバート・パティンソンらキャスト陣が参加した。
クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来のバットマン単独映画となる本作は、知能犯リドラーが社会に蔓延した“嘘”を暴いていくところから物語が始まる。そして、最後の標的は、若き日の青年ブルース。彼の“嘘”が暴かれ、本性が狂気に変貌していく。
作品の舞台“ゴッサム・シティ”のモデルになったとされるニューヨークにて開催された保プレミアイベント。会場となったのは、ニューヨークの中心部に位置するリンカーン・センター。広場全体に敷き詰められた巨大レッドカーペットには、バットマンモービルが出現し、さらにバットマン、キャットウーマン、リドラー、ペンギンの衣装の展示など、バットマンの世界観が演出された。周辺には、映画の公開を待ちきれない数百人のファンがつめかけ、気温7度の寒空をかき消すような熱気に包まれプレミアはスタートした。
ファンの歓声に迎えられ、主人公ブルース・ウェイン/バットマンを演じたパティンソンが全身ブラックのコーディネートで登場。ロング丈の黒いコートは「バットマンの気分のコートなんだ」と、バットマンのマントを意識したことを明かす。『ハリー・ポッター』シリーズや『トワイライト』シリーズ、『TENET テネット』などの話題作に出演してきた彼にとっても“バットマン”という大役はプレッシャーだったようで、「ここに来られて(重圧から)解放された気分だよ」と撮影からの日々を振り返り、「始めの予告編が出てから随分長い間、ファンを待たせたからね。それでもまだ同じ熱気で待っていてくれるなんて、感激だ よ」とファンへの感謝を示した。さらに「この映画は、撮影、音響、全てが素晴らしい! 劇場で観るべき作品だよ!」とコメント。
キャットウーマン(セリーナ・カイル)を演じたゾーイ・クラヴィッツは、胸元に猫のカッティングがされたドレスで登場。「ここまでとても長い旅だったから、ついにここに来られてとても嬉しい。セリーナがキャットウーマンになる前、そしてキャットウーマンになっていく姿を見せている。彼女にはトラウマがあって傷ついているアンチヒーローなの」と自身の役について語る。また、パティンソンとの共演について、「彼は素晴らしい。役になりきるその能力がすごい。その役の中で彼自身が見えなくなってしまう。そのうえ感情の全てをその役の中に持ち込むの」と共演の喜びを熱く語った。
ポール・ダノは、史上最狂の知能犯リドラーを演じたことについて、「自分のキャリアの中でも忘れられない一作!」と本作に出演した興奮をあらわにし、「リドラーを演じられるなんて思ってもいなかった。マット・リーヴス監督が書いたリドラーは天才だよ」と、本作で新たなリドラー像を作り上げた監督・脚本のマット・リーヴスの才能を大絶賛。
“ペンギン”の特殊メイクが話題のコリン・ファレルも、リーヴス監督について「プロダクションデザイン、衣装やカメラ、照明も素晴らしく、その細部に至るまで監督が気を使っている。彼はセットでもすごいエネルギーなんだ。何を食べたらあんなにエネルギーが出るんだろう」と語った。
さらに、作品完成の祝福に駆け付けたのは、アクアマン役で知られるジェイソン・モモア。元義理の親子であるクラヴィッツの晴れ舞台に喜びを隠せない様子で、「僕の家族がキャットウーマンを演じるなんて信じられないよね!」と語り、クラヴィッツの姿を見つけると、「ゾーイが来たぜ、猫だよ!」と大興奮。同じDC作品であるアクアマンとキャットウーマンの共演の可能性を聞かれると、「世界観が違うから、それはわからないな」と答え、華やかなプレミアの雰囲気を楽しんでいた。
そのほか、アルフレッドを演じたアンディ・サーキス、マフィアのボス、カーマイン・アルトゥーロを演じたジョン・タトゥーロらが集結し、盛大な盛り上がりのうちにレッドカーペットイベントは終了。リーヴス監督は、本プレミアを前に新型コロナウイルス感染が判明したことで、あいにくプレミア欠席となったが、上映前に行われた舞台挨拶には、オンライン中継で参加。スクリーン上からキャスト一人一人を舞台上に呼び込み、 「この映画を一緒に作ってくれた最高のスタッフに心の底から感謝したい」と作品完成の喜びと関係者への感謝のメッセージで締めくくった。
■公開情報
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
3月11日(金)劇場公開
監督:マット・リーヴス
脚本:マット・リーヴス、マットソン・トムリン
出演:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライトほか
配給:ワーナー・ブラザース
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公式サイト:thebatman-movie.jp