『アンチャーテッド』監督、トム・ホランドの演技は「ピーター・パーカーとはまた違う」

 現在公開中の『アンチャーテッド』で監督を務めたルーベン・フライシャーが、The Hollywood Reporterのインタビューで本作の撮影について振り返り、トム・ホランドを称えた。

 アクションアドベンチャーゲームシリーズ『アンチャーテッド』を実写化した本作では、ホランドが主人公のネイサン・ドレイク役で主演を務め、マーク・ウォールバーグが相棒のビクター・サリバンを演じた。

 フライシャー監督は本作の制作について、「映画の制作を依頼されたとき、トレジャーハンティングのジャンルが好きなこともあり、この機会に対し、大変嬉しく思いました。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は、私の大好きな映画であり、このジャンルの映画はもうあまり制作されていないジャンルでもあります。なので、2人の素晴らしいキャラクターを中心に、ユーモア溢れる掛け合いを交えながら、世界中を旅して宝探しをする冒険物語を制作できたことは大変嬉しいです」と述べている。

 パンデミックによる撮影の中断やスケジュールの変更などもあり、『アンチャーテッド』と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の両プロジェクトで主演を務め、多忙なスケジュールの中撮影に挑んでいたホランド。そんな彼についてフライシャー監督は、「『アンチャーテッド』と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のプロジェクトは、重なる時期もありましたが、トム・ホランドが尽力を注いでくれたおかげです。彼は自分が参加する作品に対し、納得がいくまでストイックに取り組む人です。スパイディであろうと私たちの作品(ネイサン・ドレイク)であろうと、彼は決して妥協しません。彼は、『アンチャーテッド』が素晴らしい映画となることを願い、できる限りの力を注いでくれました。『アンチャーテッド』が最高の映画となるように優先してくれたのは、彼だったのです」とホランドを称えた。

 また、ホランドは本作の役作りのために、バーテンダーの学校に通ったり、ウォールバーグと並んで劣らぬよう、ストイックなトレーニングを積み重ねたりしたことを明かしている。

 そんな、ホランドの役作りに対する熱心な姿勢についてフライシャー監督は、「ピーター・パーカーのイメージとはまた違う体格で現れた彼はとてもクールでした。彼は、ネイサン・ドレイクをピーター・パーカーやこの映画以前のトムのイメージとは異なる、彼自身のキャラクターにしたいという思いがあったのでしょう。彼がマークに合わせたり、これまでのイメージとは異なるシルエットを作ったりしたことは、ネイサン・ドレイクを個性的で特徴的なキャラクターにするためのプロセスの一部でした」とコメント。

 またフライシャー監督は、作品への想いについて、「(『アンチャーテッド』は)ユーモアがあるだけではなく、アクションがすごいことでも知られるゲームがベースとなっていることも、非常にエキサイティングでした。なので、このスケールの作品を通して、劇場の観客のみなさんへも、シリーズを知るゲームファンが体験したことと同じ体験を、提供できればと思っています」と述べている。

参考

https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-features/uncharted-tom-holland-mark-wahlberg-1235096383/
https://etcanada.com/news/868800/tom-holland-and-mark-wahlberg-talk-working-together-on-uncharted/

■公開情報
『アンチャーテッド』
全国公開中
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:アート・マーカム、マット・ハロウェイ、レイフ・ジャドキンス
原作:PlayStation ゲーム『アンチャーテッド』シリーズ by ノーティードッグ
出演:トム・ホランド、マーク・ウォールバーグ、アントニオ・バンデラス、ソフィア・アリ、タティ・ガブリエル
日本語吹替版声優:榎木淳弥、森川智之、大塚明夫、 雨宮天、白石涼子、武内駿輔
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:https://www.uncharted-movie.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/UnchartedJP
公式Instagram:https://www.instagram.com/unchartedjp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/UnchartedJP

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