ボブ・サゲットの訃報に『フルハウス』共演者らが追悼コメント発表 「本当の家族でした」
アメリカのファミリードラマ『フルハウス』『フラーハウス』で、主人公一家の父ダニー・タナー役を演じたボブ・サゲットが、1月9日（アメリカ現地時間）、滞在中のホテルで亡くなった。
俳優、コメディアン、映画監督として活躍してきたサゲットは、65歳という若さで急逝した。サゲットの訃報を受け、『フルハウス』共演者らから数々の追悼コメントが捧げられている。
『フルハウス』『フラーハウス』で共演してきた、ジョン・ステイモス、デイブ・クーリエ、キャンディス・キャメロン・ブレ、ジョディ・スウィーティン、ロリ・ロックリン、アンドリア・バーバー、スコット・ウェインガー、アシュレー＆メアリー＝ケイト・オルセン、プロデューサーのジェフ・フランクリンらは、連名で追悼文を発表した。
「35年前、私たちはテレビ番組のファミリーとして集結しましたが、本当の家族となりました。そして今、家族として悲嘆に暮れています。ボブは私たちを涙が出るほど笑わせてくれました。今、私たちは悲しみの涙で溢れているのと同時に、優しく気さくで大切なボブとの美しい思い出に感謝しています。彼は、男性陣にとっては兄弟であり、女性陣にとっては父であり、みんなにとっては友でした。ボブ、心から愛しています。どうかボブに敬意を表し、愛する人を抱きしめてください。ボブほどハグが上手な人はいません」
『フルハウス』の共演者らは、各々追悼コメントをあげている。
サゲットの友人であり『フルハウス』でダニーの義理の弟ジェシー・カツォポリスを演じたステイモスは、「非常にショックで打ちひしがれています。もう二度と彼のような友人をもつことはできません。愛しています、ボビー」とサゲットを悼んだ。
『フルハウス』でダニーの娘、D.J.タナーを演じたブレは、「なんと言ったらいいのか、言葉がみつかりません。ボブは、これまで出会った人の中で最高のひとりです。本当に大好きでした」と、サゲットとハグする写真と共に追悼コメントを述べた。
『フルハウス』でダニーの娘、ミシェル・タナー役を演じたオルセン姉妹は、「ボブは非常に愛情深く、思いやりがあり、心が広い人でした。彼はもういないと思うと、非常に悲しいですが、彼はこれからも私たちのそばにいて、いつものように導いてくれることでしょう。私たちは、彼の娘や妻、ご家族のことを思い、追悼の意を捧げます」と声明文の中で追悼の意を述べた。
『フルハウス』でダニーの娘、ステファニー・タナー役を演じたスウィーティンは、「いまの気持ちを表すために、十分な言葉がみつかりません。私たちは、お互いに『愛している』と伝える機会を決して絶やしませんでした。メール、電話、直接会ったときでも、会話の最後には少なくとも3、4回は愛の言葉を交わし、彼はたいてい最後に『僕はもっと愛しているよ』と言ってくれました。ボブは本当に素晴らしい人でした。彼はとても親切で、多くのことを乗り越え、誰かを助けることに幸せを感じるような人でした。私はいつもボブのことを『あなたは最高の（テレビ）お父さんです』と言っていましたが、本当にそうでした」と、ボブとの思い出と共に長文で追悼メッセージを捧げた。
ジョディ・スウィーティン公式Instagramより[キャプション]
『フルハウス』でジェシーの妻、レベッカ・カツォポリス役を演じたロックリンは、「言葉で言い表せないほど、打ちのめされています。ボブは、友人以上の存在で私にとって家族でした。ウィットに富み、優しい心をもった彼がもういないと思うと寂しいです。素晴らしい思い出と、笑いの絶えない生涯をありがとう。愛しています、ボビー」と声明の中で追悼コメントを述べた。
『フルハウス』でダニーの友人、ジョーイ・グラッドストーン役を演じたクーリエは、「絶対に離さないよ。愛してる」と、手を繋いだ写真と共にメッセージを贈った。
デイヴ・クーリエ公式Instagramより
『フルハウス』で、隣人のキミー・ギブラー役を演じたバーバーは、「彼は、ハリウッドで誰よりも広い心をもっていました。彼は力強いハグをしてくれました。もう二度と彼とハグができないと思うと非常に悲しいです。ボブは、メールなどすべてのやり取りをいつも『愛してる』で締めくくっていました。離れていた期間の長さに関係なく、彼は深い愛情をもっていました。」と、サゲットの愛情の深さを語り、追悼の言葉を述べた。
アンドレア・バーバー公式Instagramより
また、『フルハウス』、『フラーハウス』を製作したワーナー・ブラザーズ・テレビジョンは、「ボブは『フルハウス』のダニー・タナー役を通じて、世界中の多くの人々にとって父のような存在でした。私たちの想いは、彼の家族、友人、同僚、そしてファンのみなさんと共にあります」と声明を発表。
ボブ・サゲット公式Instagramより
亡くなった1月9日（アメリカ現地時間）、コメディショーのツアー中であったサゲットは、ショーのあと、Instagramで自撮り写真とともに「最高のショーでした。本当に素敵な観客のみなさんで、とてもありがたく思います。26歳の頃の自分に戻ったような感覚でした。自分の新しい声をみつけ、一瞬一瞬を楽しんでいるのだと思います」と、ショーを終えた感想と、意気込みを語っていた。