戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が、2022年3月6日よりテレビ朝日系で放送されることが決定した。

　現在放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』（テレビ朝日系）のように、“ジャー”がつかないことは『特命戦隊ゴーバスターズ』（2012～2013年）以来戦隊シリーズにおいて10年ぶりとなる本作。モチーフとなるのは、誰もが知っている昔話『桃太郎』だ。新たなヒーロー・ドンモモタロウ（レッド）が、桃太郎同様に“お供”と一緒に強大な敵に立ち向かっていく。

　本作のヒーロー・ドンモモタロウ（レッド）は、織田信長をほうふつさせるような勢いのあるキャラクター。生まれてすぐ、桃の形のカプセルに乗せられて飛来した、という過去をもっている。そんなドンモモタロウと共に敵に立ち向かうのは、サルブラザー（ブルー）、イヌブラザー（ブラック）、キジブラザー（ピンク）といった桃太郎のお供“猿、犬、雉”をイメージしたメンバー。さらに、鬼をイメージしたオニシスター（イエロー）も。このヒーローの最大の特長といえるのは、5人5様の個性的な体形。頭に“ちょんまげ”を結ったドンモモタロウを筆頭に、“ツノ”が生えたオニシスター、筋骨隆々で“マッチョ”なサルブラザー、イヌブラザーが全長100cmの“3頭身”キャラなのに対し、キジブラザーは全長220cmとひときわ“長身”なスタイル……と特徴的なシルエットとなり、5人が勢ぞろいすると、スーパー戦隊シリーズ史上、類をみない凸凹シルエットになる。

　脚本を手がけるのは井上敏樹。『仮面ライダーアギト』（2001～2002年）、『仮面ライダー555』（2003～2004年）、『仮面ライダーキバ』（2008～2009年）といった平成仮面ライダーシリーズのメインライターを務めてきた井上だが、スーパー戦隊シリーズでメインライターを務めるのは『鳥人戦隊ジェットマン』（1991～1992年）以来、約30年ぶりとなる。また、『魔進戦隊キラメイジャー』（2020～2021年）で約22年ぶりにスーパー戦隊シリーズに参加、現在放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』も手がける田崎竜太が演出を担当することも決定した。

　さらに、2022年1月9日放送の『機界戦隊ゼンカイジャー』に、ドンモモタロウがサプライズで先行登場することも決定。ドンモモタロウらがヒーローになる変身銃・ドンブラスターは、『ゼンカイジャー』に登場するセンタイギアも読み込める。それだけでなく、ドンモモタロウが駆るスーパーバイク・エンヤライドンは、『ゼンカイジャー』」のゼンカイジュランと合体して巨大ロボにもなるという。

※田崎竜太の「崎」は「たつさき」が正式表記

■放送情報
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
テレビ朝日系にて、2022年3月6日（日）放送スタート 毎週日曜9:30～10:00放送
プロデューサー：井上千尋（テレビ朝日）、白倉伸一郎（東映）、武部直美（東映）、矢田晃一（東映エージエンシー）、深田明宏（東映エージエンシー）
原作：八手三郎
脚本：井上敏樹
監督：田崎竜太
アクション監督：福沢博文
特撮監督：佛田洋（特撮研究所）