上白石萌音、松村北斗、濱田岳……『カムカムエヴリバディ』主要キャラを解説

 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)が11月1日より放送開始になる。朝ドラ史上初となる3人のヒロインが登場する本作で、まずは大正時代を生きる1人目のヒロイン・橘安子(上白石萌音)と彼女を取り巻く主要キャラクターたちを紹介したい。

橘安子(上白石萌音)

 日本でラジオ放送が始まった日に岡山市内の商店街にある和菓子屋「たちばな」で生まれ看板娘となる。あんことおしゃれが大好きで、ラジオ講座をきっかけに英語を学び始める。

 上白石萌音は本作が朝ドラ初出演。映画『君の名は。』で三葉の声優を務め、透明感ある声や存在感に注目が集まり、さらに『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)でのドSなドクター・天堂(佐藤健)との胸キュンラブストーリーを繰り広げるナース・七瀬役で天真爛漫なヒロインとしての地位を確立した。『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)でも恋に仕事に困難に立ち向かいながらも成長していくヒロイン・奈未役を好演した。

 本作での温かい大家族で育てられ好奇心旺盛、そして周囲から愛される安子のキャラクターは上白石そのもので早くもハマり役となりそうな期待大だ。

雉真稔(松村北斗)

 家業である繊維業を海外に展開させることを志す大学生。地元で有名な名家・雉真家の跡取り息子で英語が堪能、そして安子の運命を動かすキーパーソンとなるようだ。

 本作が朝ドラ初出演となる松村は、SixTONESでのアイドル活動はもちろんのこと、演技派俳優としての活躍も注目を集めている。『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系)での義足の青年・晴人役にしろ、『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)での天才ハッカー・小牧役でも、人懐っこさがありつつどこか掴みどころのない、“陰と陽”が絶妙に共存するような難しい役どころを好演した。劇場版『きのう何食べた?』の公開も控えており、今後ますます俳優としての飛躍が期待される松村が、本作ではヒロインにかなり近い距離感でどんな影響を与えるのか楽しみだ。

橘金太(甲本雅裕)

 実直な性格で演芸好きな安子の父。御菓子司「たちばな」の二代目大将でお店のあんこの味を大切に守っている。

 甲本雅裕は『こころ』『カーネーション』に続き、本作が朝ドラ出演3作目。『カーネーション』では、ヒロイン・糸子(尾野真千子)の実家・小原呉服店の近くで電器店を営むお調子者の“木之元のおっちゃん”役でお茶の間に親しみを与えていた。言わずと知れた名バイプレイヤーで、演じる役どころも刑事から悪役まで幅広いが、本作では何と言っても息子・算太役を演じる濱田岳との父子の掛け合いが観られるようで見応えがありそうだ。

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