吉開菜央監督作『Shari』写真ポスター3種の展示が決定 特別限定ポスターの販売も

 現在公開中の吉開菜央による初の長編映画『Shari』の上映劇場にて、写真ポスター3種の展示が決定した。

 カンヌ国際映画祭に正式招待された『Grand Bouquet』をはじめ、米津玄師「Lemon」MVの出演・振付でも知られる吉開と、初の映画撮影となる写真家・石川直樹とのコラボ作。数十年に一度の少雪に見舞われた2020年冬の北海道・知床・斜里町を舞台に、“摩訶不思議なほんとのはなし”を描き出す。

 羊飼いのパン屋、鹿を狩る夫婦、海のゴミを拾う漁師、秘宝館の主人、家の庭に住むモモンガを観察する人……彼らが住むのは、日本最北の世界自然遺産、知床半島。2020年の冬は雪が全然降らない。流氷も来ず、地元の人に言わせれば、「異常な事態」が起きている。 そんな異変続きの斜里町に、突如現れた「赤いやつ」。そいつは、どくどくと脈打つ血の塊のような空気と気配を身にまとい、いのちみなぎる子どもの相撲大会に飛び込む。自然、獣、人間がせめぎあって暮らす斜里での物語。

 このたび、東京・ユーロスペース、10月29日より公開の京都・アップリンク京都、10月30日より公開の東京・第七藝術劇場、11月20日より公開の長野・上田映劇にて、写真ポスター3種が展示されることが決定。本作の撮影を担当した石川の写真をデザイナーの畑ユリエがデザインしたのは、流氷がなかなかこない怪しく激しい海、謎の“赤いやつ”のアップ、食肉加工施設の鹿の3枚。映画『Shari』の核心に迫る風景を切り取り、Shariをまなざす新たな視点に触れられる3点に仕上がっている。

 また、劇場にて石川直樹撮影の特別限定ポスターの販売も決定。ユーロスペースでは10月28日に吉開監督によるQ&Aや10月29日に吉開菜央『Shari』紙芝居読み聞かせパフォーマンスwith 松本一哉アフタートーク付きイベントが行われる予定だ。

■イベント情報
「写真ポスター3種展示」
撮影:石川直樹
デザイン:畑ユリエ
展示開催場所:ユーロスペース他劇場にて
期間:10月28日(木)より随時劇場公開に合わせて展示

■発売情報
映画『Shari』特別限定ポスター
販売価格:1,200円(税込)
サイズ:BS
販売場所:ユーロスペース、アップリンク吉祥寺、第七藝術劇場、アップリンク京都、元町映画館、名古屋シネマテークほか

■公開情報
『Shari』
ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・出演:吉開菜央
撮影:石川直樹
出演:斜里町の人々、海、山、氷、赤いやつ
音楽:松本一哉
配給:ミラクルヴォイス
2021年/日本/63分/カラー/ビスタ/5.1ch
(c)2020 吉開菜央 photo by Naoki Ishikawa 
公式サイト:www.shari-movie.com

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