『ハロウィン KILLS』ジェイソン・ブラムが魅力を熱弁 「恐怖感もテンポも最高潮」

 10月29日に公開されるホラー映画『ハロウィン KILLS』のプロデューサー、ジェイソン・ブラムのインタビュー映像が公開された。

 1978年、ホラー映画の鬼才ジョン・カーペンター監督が生み出した『ハロウィン』。後世に語り継がれるホラーアイコン“ブギーマン”と、恐怖を煽る象徴的な音楽が話題を呼び、32万5000ドルの製作費で4700万ドルの興行収入を記録。世界的に脚光を浴び、以降のホラー映画に多大な影響を与えた。そして2018年、40年ぶりにオリジナルの続編として『ハロウィン』が公開。最終的に全米1億5934万ドル、全世界で2億5561万ドルを稼ぐ大ヒットとなった。

 2021年、ハロウィンの悪夢は終わっていなかった。ローリー・ストロードたちは死闘の末、燃え盛る家とともにブギーマンを葬ったと思っていた。しかし、ブギーマンは業火の中から生還し、再びハドンフィールドの街を“進化した恐怖”で陥れる。主人公のローリー・ストロードを、1978年に同役を務めたジェイミー・リー・カーティスが続投。ローリーの娘カレン役をジュディ・グリア、孫のアリソン役をアンディ・マティチャックが務める。『ハロウィン』生みの親であるカーペンターが製作総指揮と音楽を務め、『透明人間』を製作したジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズとともに“現代の恐怖”をブギーマンに投影。前作『ハロウィン』に引き続きデヴィッド・ゴードン・グリーンが監督を務めた。

『ハロウィン KILLS』ジェイソン・ブラム インタビュー映像

 公開されたのは、本作のプロデューサーであり、“恐怖の工場”ブラムハウス・プロダクションズのCEOであるブラムのインタビュー映像。これまで『ゲット・アウト』(2017年)、『ハッピー・デス・デイ』(2017年)、『透明人間』(2020年)など数々のヒット作を手がけており、2017年には『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。そんなブラムが『ハロウィン KILLS』について熱く語る。

 まず本作の新しい要素について問われた彼は、監督・脚本のデヴィッド・ゴードン・グリーンと脚本のダニー・マクブライドが「ハドンフィールドの人々の反応を見たい」と主張したことを振り返る。「マイケル・マイヤーズが街をうろついてるというローリーの話が真実だったと知った時の、人々の感情をレンズに捕らえたかったんだ」。前作の『ハロウィン』(2018年)は、ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)と、ローリーの娘カレン(ジュディ・グリア)、孫娘アリソン(アンディ・マティチャック)の三世代の物語だった。それに対し、『ハロウィン KILLS』ではハドンフィールドの住民たちが新しい要素として加わるということだ。

 続けてブラムは、本作のスリルと迫力が「ハドンフィールドの人々の激情」にあると熱弁する。「猛烈な敵意が高まっているので、本作は恐怖感もテンポも最初から最高潮。いきなりストロード家が燃えて、最初からスリル満点だ」。ブラムは、本作が続編の強みを活かし、最初から緊迫感のある物語が展開されることを明かす。「ローリーは燃える家から脱出して、娘と孫と共にトラックの荷台にいる。ローリーはマイケルが生きていると知り、彼を見つけ出し殺すと決意するんだ」と語った。

■公開情報
『ハロウィン KILLS』
10月29日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本:ダニー・マクブライド、デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、カイル・リチャーズ、ジェームズ・ジュード・コートニー、ニック・キャッスル、ディラン・アーノルド
製作:ジェイソン・ブラム、マレクアッカド
音楽:ジョン・カーペンター
製作総指揮:ジョン・カーペンター、ジェイミー・リー・カーティス、ダニー・マクブライド、デヴィッド・ゴードン・グリーン
配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/原題:Halloween Kills/R-15
(c)UNIVERSAL STUDIOS 
公式Twitter:@HALLOWEEN_MOV

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