“完璧”な姉たちの姿も ディズニー新作『ミラベルと魔法だらけの家』日本版ポスター公開

 11月26日に公開されるディズニー・アニメーション・スタジオ新作映画『ミラベルと魔法だらけの家』の日本版ポスターが公開された。

 主人公ミラベルは、活気溢れる南米コロンビアの奥地に佇む、魔法の力を持つ不思議な家に生まれた女の子。ミラベルが住むマドリガル家に生まれた子供たちは、1人1人違った個性を持つ“魔法の才能(ギフト)”を家から与えられるが、ミラベルはたった1人だけ“魔法のギフト”をもらえなかったのだった……。

 本作の監督を務めるのは、『塔の上のラプンツェル』(2011年)、『ズートピア』(2016年)で監督を務めたバイロン・ハワードと、『ズートピア』で共同監督・脚本を務めたジャレド・ブッシュ。ディズニー長編アニメーション60作目となる記念すべき本作で、『ズートピア』以来、再びタッグを組んだ。

 ブッシュはミラベルについて、「僕らは観客がリアルで、人間らしいと感じ、愛してしまうキャラクターにしたかった。欠点があるけれど、それもまた可愛いと感じてしまうような。彼女は典型的なヒーローではないけれど、多くの人が共感を覚えてくれると思うよ」と特別な力を持たないヒロインだからこそ生まれる魅力を語る。

 また、ミラベルが住む世界の美しさや心惹かれる魔法の数々を盛り上げる本作の楽曲を手がけるのは、ブロードウェイミュージカル『イン・ザ・ハイツ』や脚本・作詞・作曲・主演を務めたミュージカル『ハミルトン』でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞しているリン=マニュエル・ミランダ。

 公開された日本版ポスターにてお披露目となったのは、ミラベルとは違って、魔法の才能(ギフト)を授かった長女のイサベラと次女のルイーサだ。イサベラは、植物を成長させ、花を咲かせる魔法の才能(ギフト)を授かり、彼女の周りにはいつもカラフルな花が咲き乱れる。そしてルイーサに与えられた魔法の才能(ギフト)は“力(パワー)”。強くて力持ちで優れる働き者として、家族や町の人から頼りにされている。授かった力で家族を支える姉たちは何もかも“完璧”な存在である一方で、特別な力を持たないミラベルはいたって“普通“の女の子。自分にはない才能に溢れ、住人から頼りにされている姉達に囲まれることで、心の奥底で疎外感や不安を抱え込みながらも前向きに過ごすミラベルだが、ある日この魔法だらけの家が危険に晒されていることを知り、家族を救うため“魔法”を持たないミラベルが、唯一の希望として立ち上がる。なぜミラベルだけ魔法の才能(ギフト)を持たないのか。魔法だらけの家に隠された秘密とは。

■公開情報
『ミラベルと魔法だらけの家』
11月26日(金)公開
監督:バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
音楽:リン=マニュエル・ミランダ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2021 Disney. All Rights Reserved.

関連記事