『JAM -the drama-』連続インタビュー第2回

町田啓太「タケルを新鮮に思ってもらえたら」 SABU監督と攻めたギリギリのライン

SABU監督と作り上げた“ヤバい”キャラクター

――町田さんも、いろんな“面白い役”を演じていますけど、割と早めに、「町田さんってこんなおかしな役も演じるんだ?」って気づかされた役がタケルだったと思うんです。そういう魅力をSABU監督が見出してくれたことに関してはいかがですか?

町田:僕はお芝居をするときに、二面性だったり、多面的な役が魅力的だなと思ってたんです。だから、そこを任せてくれたのは本当に得難いことで。しかも、無理なく構築していることをやらせてもらえているのがうれしいです。他の作品も観てくださっている方が本作のタケルを新鮮に思ってもらえたらうれしいし、もちろん知らなかった方が観てくださって、「こういうヤバいのやってる奴がいるんだな」と思ってくれるのもうれしいです。そして、そんな役が作品を形作っていることもうれしいですね。

――タケルはヤバさも垣間見えるし、今回は、そこからまた別の面も見えてきますね。

町田:そうですね。前作では、勝手にみんなを巻き込んでいったけれど、今回は自分が主導して巻き込んでいくところも見られると思います。雰囲気もガラッと変わりますし、タケルがこの先、何をやっていくんだろうと思いながら追っていただけるとうれしいです。

――劇団EXILE全員での撮影だからこそ印象に残っている出来事はありますか?

町田:カットがかからないときにシーンを止めずにやりとりを続けたりしたのは、すごく楽しかったですね。楽屋とかでも、誰かが台詞を言い出したら、自然発生的に他の人も続きの台詞を言って、リハーサルみたいになることもあって。ほかの現場でもそういうことはあるんですけど、これだけナチュラルに始まるってなかなかないことで、それはありがたいことだなと思いました。劇団EXILEの空気感があるからこそできちゃうということですね。

――例えば、どんなシーンでやりとりを止めずに続けていたんでしょうか?

町田:皆がいるところに、あることでお土産を持っていくシーンがあるんです。そこでタケルの新たな一面が見えるんですけど、その出来事をきっかけに、皆さんの反応が変わるんですね。そのときの反応が面白過ぎて(笑)。自由にお芝居をしてるっていう面白さもあるし、物語的にも、どちらが優勢かっていう立場が逆転した面白さもあって。すんなりそういうことをやれたし、それをSABUさんも面白がってくれて楽しかったですね。

――放送前の段階では、どんなドラマになるんだろうというドキドキとワクワクがあります。町田さんが『JAM』で好きな部分はどういうところですか?

町田:SABUさんが、気づくか気づかないかくらいのなにげない会話で面白味を入れてくださってるのは流石だなと思いますし、そういうシーンが楽しいですね。会話のちぐはぐさだったり、笑っていいのかダメなのかのギリギリのラインで台本を書かれているので、演じていても観ていても楽しいです。演じているときは、どうやってSABUさんが考えたことを、思い通りに、もしくはそれ以上にできるかって考えていました。SABUさんが台本やト書きで用意してくれたものを、「どうぞ自由にやってください」と言われてる感じで、そこは俳優としてくすぐられました。

――そして秋にはリサイタルですね。

町田:ほかの皆に関しては、ドラマの中でもパフォーマンスしているので想像がつくと思うんですけど……そこで僕がどんな風にリサイタルに関わっていくのか。ぜんぜん見えないからこそ、楽しみにしてもらえたらなと思います。

■放送情報
『JAM -the drama-』
ABEMA SPECIALチャンネルにて、8月26日(木)スタート 毎週木曜22:00〜放送
※最終話の第8話のみSPECIAL2チャンネル
出演:青柳翔、町田啓太、鈴木伸之、佐藤寛太、SWAY、秋山真太郎、八木将康、小澤雄太、小野塚勇人、清水くるみ、清水葉月、恒松祐里、筒井真理子
特別出演:八代亜紀、純烈、EXILE NAOTO
監督・脚本・編集:SABU
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
(c)JAM -the project-
放送URL: https://abema.tv/video/title/570-1
公式サイト: http://r.tribe-m.jp/jam_official/
公式Twitter: https://twitter.com/jam_PR_OFFICIAL
公式Instagram: https://www.instagram.com/jam_pr_official

■公演情報
劇団 EXILE公演『JAM -ザ・リサイタル-』
2021年10月中旬より、宮城を皮切りに愛知、山梨、東京、福岡、和歌山、大阪にて開催予定。日程については後日発表。
公式サイト:http://r.tribe-m.jp/jam_official/

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<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
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<応募締切>
9月16日(木)

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