黒木華が運転席から意味深な表情 『先生、私の隣に座っていただけませんか?』新場面写真

 9月10日公開の黒木華と柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の新場面写真が公開された。

 『嘘を愛する女』『哀愁しんでれら』などを輩出し、9月にはムロツヨシ主演作『マイダディ』の公開も控えているオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」。本作は「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」の準グランプリ作品に輝いた。泉里香主演ドラマ『高嶺のハナさん』(BSテレ東)の監督を務める堀江貴大がメガホンを取り、黒木が漫画家の佐和子役、佐和子の夫で、同じく漫画家の俊夫役を柄本が務める。

 物語は、佐和子がある日突然、“不倫”を題材に新作漫画を描くと言い出すところから動き出す。そこにはそっくりそのまま自分たち夫婦が描かれ、佐和子の担当編集者・千佳と不倫をしていた俊夫は、佐和子にバレたかもしれないと精神的に追い詰められていく。さらに漫画は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へと急展開。俊夫は恐怖と嫉妬に震えながら漫画を読み進めていくが……。

 公開された場面写真は、佐和子が教習所の先生・新谷を笑顔でみつめる1枚。教習所に通いながら、「不倫」がテーマの新作漫画を描く佐和子のその表情は、先生に対する親しみなのか、好意なのか。いずれにせよ俊夫に対する表情とは異なる笑顔を垣間見ることができる。

 あわせて本作のプロデューサーを務めた久保田修、村山えりか、小室直子からのコメントも到着。企画実施の経緯、作品の魅力について語っている。

コメント

久保田修

TCP2018の最終審査は、ファントム・フィルム(現:ハピネットファントム・スタジオ)代表の小西啓介さんとご一緒でした。小西さんにはかつて渡辺あやさん脚本の『ノーボーイズ・ノークライ』を配給していただいた事もあり、以前から信頼していました。最終審査の際、その小西さんと議論することもなくこれを一緒にやりましょう、という話になったのが『先生、私の隣に座っていただけませんか』でした。おそらくですが、2人ともこの脚本のオリジナリティに惹かれたのだと思います。映画はその脚本の魅力を、黒木さんと柄本さんが存分に味わわせてくれる作品になっています。乞うご期待!

村山えりか

原作などの拠り所が無いなか、このオリジナル脚本を映像化する過程は、トライアンドエラーに溢れていました。骨の折れる一方非常にクリエイティブで、得難い経験をさせていただいた制作現場でした。実は、この映画の本当の結末は私にも分かりません。色々な想像ができ、何度でも味わいたくなる作品になっています。それもオリジナルの強みなのかなと思います。

小室直子

TCP2018で堀江監督が提出した選考書類に出会った時、漫画と現実を織り交ぜた特異な表現をする本作が面白くて、ぜひ一緒に作品を作りたいと思っていました。それが叶いスタッフ・キャスト一丸となって予想を超えるスリル満点の作品を完成させました。ジェットコースターのような心理戦のハラハラドキドキをお楽しみください!!

■公開情報
『先生、私の隣に座っていただけませんか?』
9月10日(金)、新宿ピカデリーほか全国公開
出演:黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュン
脚本・監督:堀江貴大
劇中漫画:アラタアキ、鳥飼茜
主題歌:「プラスティック・ラブ」performed by eill
製作:「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
制作プロダクション:C&I エンタテインメント
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(c)2021『先生、私の隣に座っていただけませんか?』製作委員会
公式サイト:https://www.phantom-film.com/watatona/
公式Twitter:@watatona_2021
公式Instagram:@watatona_2021

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