いまおかしんじ監督作『にじいろトリップ』9月25日公開決定 歌声響く予告編も

 いまおかしんじ監督作『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』が9月25日に公開されることが決定。あわせて予告編と場面写真が公開された。

 本作は、雨のキャンプ場を舞台に、両親の復縁を願う少女の気持ちを歌にして届ける、ミュージカル仕立ての39分の短編映画。

 主役の少女を演じるのは、本作が初主演作となる櫻井佑音。テレビ東京系『THE カラオケバトル』に出演した実力者であり、本作でもその歌声を披露している。母親役には、平田オリザ主宰の劇団「青年団」に所属し、舞台から映画まで幅広く活躍する荻野友里、父親役には、園子温監督作『恋の罪』で映画デビューを果たした小林竜樹、関西弁が印象に残る子役の歳内王太、いまおか作品に欠かせない『れいこいるか』の西山真来、佐藤宏、『まんが島』など監督としても活躍する守屋文雄がキャストに名を連ねている。

 撮影時11歳の櫻井が主演に決まると、監督は、子供から少女になりつつある時期は、この瞬間しかないと考え「今、撮らなきゃ、もう機会はない」と、2020年4月、新型コロナウイルスの感染に細心の注意を払いながら撮影。櫻井の歌声を生かして突然ミュージカル仕立てになる展開も「ぼそぼそとセリフを話すよりも、生き生きとしていて、あの瞬間を切り取ることができたのではと、ミュージカル仕立ての設定にしたことに満足している」と監督は振り返っている。

いまおかしんじ監督作『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』予告編

 公開された予告編は、小学5年生の晴花(櫻井佑音)がキャンプ場へと向かう車内から始まる。晴花の両親は険悪な雰囲気で離婚間近。晴花は家族3人がやり直せることを祈り、願いが叶うという滝へ向かうのだった。全編にわたり晴花を演じる櫻井の歌声が響きわたる予告編となっている。

■公開情報
『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』
9月25日(土)より新宿K'sシネマにて公開
監督:いまおかしんじ
脚本:宍戸英紀
出演:櫻井佑音、荻野友里、小林竜樹、歳内王太、西山真来、小川朝子、守屋文雄、佐藤宏、サニー(犬)、櫻井拓也(写真)
製作:アイドル文化振興会
製作協力:国映株式会社
企画:朝倉庄助
プロデューサー:坂本礼
配給:ブロードウェイ
(c)国映株式会社
公式サイト:https://nijiirotrip.net-broadway.com/

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