桂文珍、『TOKYO MER』出演決定 賀来賢人演じる音羽にプレッシャーを与える役に

 落語家の桂文珍が、TBS日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の第5話以降に出演することが決定した。

 鈴木亮平が主演を務める本作は、『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)、『危険なビーナス』(TBS系)の黒岩勉が脚本を手がける本格救命医療ドラマ。物語の舞台となるのは、都知事の号令で新設された「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチーム。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、彼らの使命は最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すこと。“一人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションである。

 主人公の「TOKYO MER」チーフドクター・喜多見幸太役を鈴木が演じるほか、医師でありながら厚生労働省の官僚でもあり、喜多見と対立する音羽尚役で賀来賢人、循環器外科で研修中ながらMERチームを兼務するよう命じられた研修医・弦巻比奈役で中条あやみが出演。そのほか、要潤、小手伸也、 佐野勇斗、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子らが共演に名を連ねる。

 2010年に紫綬褒章を受章し、2020年に芸歴50周年を迎えた落語界のレジェンド・桂が日曜劇場に出演するのは本作が初となる。桂が演じるのは、「TOKYO MER」に正式認可を与えたくない厚生労働大臣・白金眞理子(渡辺真起子)の後ろ盾であり、政界のドンと呼ばれる傲慢で老獪な与党幹事長・天沼夕源。天沼幹事長は、闇献金を受け取っていたことがバレそうになり、喜多見たちが勤務する東京海浜病院に雲隠れしていた。厚生労働省の官僚でもある音羽を付き従え病院内を移動する中、乗り込んだエレベーターが火災により急停止する事態に。同乗していた妊婦の容態が急変したにも関わらず、天沼は自身の救出を最優先するよう音羽にプレッシャーを与える。“官僚”として天沼の救助を優先するか、“医師”として妊婦のオペを優先するか、絶体絶命の状況下で、音羽は究極の選択に迫られる。

桂文珍 コメント

毎話スケールも大きく、テンポよく展開していくので1話からとても楽しく拝見していました。「日曜劇場」というTBSの看板番組に出演できてうれしいですわ。キャスト・スタッフが一丸となって作っているのが作品ににじみ出てきて、見ている方も共鳴して……実際にこんな救命救急チームがいたら本当に素晴らしいなと思いますね。
私が演じるのは民自党幹事長の天沼。こんなずるがしこい人間では幹事長になれんやろうと思うような、最低のおっさんですわ(笑)。天沼は冷静ではあるけれど、興奮すると語尾が関西弁になってしまう。そこが天沼の面白いところ。そういう点は分かりやすくて面白い! 5話以降も楽しみにしていただけるとありがたいと思っております。

■放送情報
日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、 佐野勇斗、佐藤栞里、フォンチー、佐藤寛太、菜々緒、鶴見辰吾、橋本さとし、渡辺真起子、仲里依紗、石田ゆり子
脚本:黒岩勉
プロデューサー:武藤淳、渡辺良介、八木亜未
演出:松木彩、平野俊一
製作:TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/
公式Twitter:@tokyo_mer_tbs

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