斎藤工が明かす、『漂着者』ヘミングウェイに向けた役作り 秋元康についての言及も

斎藤工からみた「秋元康」とは

ーー秋元さん作品といえば、『共演NG』に続く参加になりますね。斎藤さんからみて、秋元さんのプロデューサーとしての魅力はどういったところにあると思いますか?

斎藤:お会いしたことがないので、本当に実在する方なのかわからないですけど……(笑)。今朝だったかな……カンヌ映画祭でレオス・カラックスが監督賞(『Annette』)を獲られてたり、日本人では濱口監督(『ドライブ・マイ・カー』)が脚本賞を受賞されていましたね。いろんな時代を築いてきた方の現在地って、過去の蓄積の上にいらっしゃるか、巨大な山をさらに登り続けるかのどちらかだと思うんです。僕は、秋元さんは後者だと思っていまして。秋元さんが築き上げたものって計り知れないですが、その功績を振り返らず、「秋元康」をブランドとしてみていない人たちに向けて何かを打ち出してる。そこがプロデューサーとして素晴らしいところだと思います。

ーー脚本についてはどのように感じていますか?

斎藤:僕が演じる役は、秋元さん自身の概念を擬人化したキャラクターだと思っていまして。『共演NG』で演じた市原は「ショーランナー」という日本に馴染みがない職業の役柄で、まさに秋元さんご自身だなと思いましたし。『共演NG』の最終回では、僕の役が日本のドラマについて言及する場面があって。“サブスクリプション全盛でエンタメの価値観や規模感が変わっているなか、今日本の作品の強度が試されている”というメッセージが込められたセリフだったのですが、本当にその通りだと思いました。それを言葉にして届けた手前、秋元さんの作品に関わらせてもらう人間としては「だったらどういう一歩を踏み出すべきか」を考えました。この作品(『漂着者』)は『共演NG』よりも先にお話をいただいていたのですが、前後した意味が表れているんじゃないかと思います。

ーー『共演NG』で提示したことが今に繋がっていると。

斎藤:『共演NG』を観てくださった方がどれぐらいこの作品に行き着くかはわかりませんが、僕自身もこれまでの流れがあってこの作品に漂着したような気持ちです。「誰も観たことがない」という言葉は使い古されていると思うので、それすらも凌駕した何かにしなければならない。いい意味で甘えられない状況ができています。このビハインド、ここまでの時間が貴重ですし、秋元さんに感謝しています。

ーー興味深いお話ですね。

斎藤:しかもオリンピックの開幕日にドラマがスタートするという巡り合わせもあって。作品としては不利に思えなくはなかったんですけど、逆にいうとこの作品だからこそ、ここに“漂着”したという意味もあるのではないかと思っています。

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