平手友梨奈、『ドラゴン桜』などで活躍も“達成感”は感じない? 「自分では納得できない」

 毎週日曜21時よりTBS系で放送されている日曜劇場『ドラゴン桜』。2005年7月期に金曜ドラマ枠で放送され、社会的ブームを巻き起こした『ドラゴン桜』の続編となる新シリーズで、週刊漫画誌『モーニング』(講談社)にて2018年から連載されていた三田紀房による『ドラゴン桜2』が原作となっている。

 今回、リアルサウンド映画部では、東大専科の一員として、東大合格を目指す生徒の1人、岩崎楓を演じる平手友梨奈にインタビュー。初参加となる日曜劇場の現場の空気や、桜木先生を演じる阿部寛の印象について話を聞いた。(編集部)【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

桜木先生の印象に残っている言葉

――今作に出演が決定した時のお気持ちは?

平手友梨奈(以下、平手):“岩崎楓”という女の子を、どう届けられるかを考えていました。クランクインする前も、した後も、「この作品を届けたい」という思いは変わらないです。

――人気作の続編ということで、プレッシャーも?

平手:プレッシャーはありましたし、今でも常に感じています。

――福澤克雄監督とは、どのようなお話を?

平手:役のことだったり、シーンごとに「こういう感じで」とお話しするくらいですかね。

――福澤監督の作品は「何回もテイクを重ねる」と、よく耳にします。

平手:私も周りから「シーン数とかカットが多いよ」って聞くんですけど、実際に撮影をしている中では、そんなに感じたことがないんです。

――普段と同じ感覚?

平手:そうですね。映画ではもっと回数を重ねることもありますし、私は音楽もやっていてミュージックビデオの撮影もあるので、そう思うのかもしれないです。

――今作において、今までの作品では経験したことがなかったような出来事はありましたか?

平手:全国トップレベルのバドミントン選手役なので、クランクイン前に役作りというか、バドミントンの練習をしたことです。2時間くらいの練習を7、8回やりました。

――第2話でのバドミントンシーンは大反響でした。ご自身でも手応えを感じている?

平手:いや~、自分ではないですね。

――演技にバドミントンがプラスされ、大変な役のように思います。

平手:すごく新鮮ですし、原作にはないキャラクターだと聞いたので、新たな“スポーツにまっすぐな女の子”がいることによって、いいエッセンスになったら嬉しいです。

――これまで撮影をしてきた中で、“『ドラゴン桜』のここがすごい”と感じたところは?

平手:きっと、桜木先生のセリフというか、言葉なんじゃないかなと思います。台本を読んでいるときから、すごく今の時代に刺さる言葉があると感じていて。そこにプラスして、桜木先生が言うからこそ説得力があったり、時代に響くものがあったらいいなと思っています。

――とくに印象に残ってる言葉を教えてください。

平手:第1話で出てきた「大人が子どもに何もしないと思ったら大間違いだぞ」とかは、自分の年齢では言えない言葉ですよね。たとえば私が言ったとしても絶対に響かないことを、桜木先生が言ってくださるのでスカッとしますし。

――子どもが大人をバカにしがちな世の中において、ということですかね。

平手:なんて言えばいいんだろう……大人が何もしないっていうのは、甘い世界というか。今の時代、そういうこともあるからこそ、刺さっていればいいな、と。

――普段の阿部寛さんは、どんな方ですか?

平手:気さくに話してくださる優しい方です。阿部さんもそうですけど、水野役の長澤(まさみ)さんだったり、教頭役の及川(光博)さんだったり、先生たちも大変なシーンや長ゼリフがある中で、生徒たちに気を使ってくださったり、気にかけてくださったりする姿は、本当にありがたいなと思います。

――親友の早瀬菜緒役は南沙良さんが演じています。

平手:親友に見えているかなと不安に思うことはあるんですけど、できるだけそう見えるように。お互い人見知りなので、撮影をしながら徐々に距離を近づけている感じです。

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