宮沢氷魚、ヒロインの幼なじみ役で『ちむどんどん』出演 「本当に幸せに思います」
2022年度前期NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に宮沢氷魚が出演することが発表された。
朝ドラ第106作目となる本作は、個性豊かな沖縄四兄妹の、本土復帰からの歩みを描く笑って泣ける朗らかな、50年の物語。連続テレビ小説『マッサン』、『昭和元禄落語心中』などを手がけてきた羽原のオリジナル作品となる。主人公・比嘉暢子を黒島結菜が演じ、「語り」を沖縄県出身のジョン・カビラが担当する。
宮沢が演じるのは、東京からやってきた青柳和彦。父親の仕事の都合で、子供の頃に暢子たちの暮らす村に滞在。やや繊細なところもあり、当初は沖縄になじめない気持ちで暮らすが、やがて比嘉家の友人となる。暢子に再会を約束して、東京に帰っていくが、その後、海外留学を経て新聞記者となり、暢子と東京で再会する。
宮沢は演じる和彦が自身との共通点が多かったそうで、「青柳和彦を演じさせていただくと初めて知ったときに、自分にすごく近いものを感じました。僕は生まれがアメリカで、生後すぐに日本での生活が始まりました。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、近所の子どもたちや、環境に馴染めない経験もあります。新しい環境に馴染む難しさを知っているからこそ和彦の気持ちはとても理解できます」とコメント。
幼少期から沖縄に訪れていたという宮沢は、「沖縄本土復帰50年という記念すべき年に、この作品に携われることを本当に幸せに思います。一人でも多くの人に沖縄の魅力、そして沖縄の方々がいかに戦後に辛抱強く、前向きに生活をしていたかということが届くことを願って頑張ります」と強い決意をあらわにした。
宮沢氷魚 コメント全文
『ちむどんどん』出演の意気込み
青柳和彦を演じさせていただくと初めて知ったときに、自分にすごく近いものを感じました。僕は生まれがアメリカで、生後すぐに日本での生活が始まりました。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、近所の子どもたちや、環境に馴染めない経験もあります。新しい環境に馴染む難しさを知っているからこそ和彦の気持ちはとても理解できます。だからこそ自分から何かを発信したいという気持ちもあります。和彦が大人になり新聞記者になったのもそういう想いがあったからだと感じています。過去の自分、そして成長した僕自身を参考することによって、より和彦という人物に深みを生み出せたらいいなと思っています。
連続テレビ小説出演について
2020年度に放送された『エール』で朝ドラ初出演をさせていただきました。終盤に登場する重要な役だったためとても緊張しましたが、明るい現場で毎日楽しく撮影に挑んでいました。現場の明るさ、あたたかさがそのまま皆さんに届くと信じているので、『ちむどんどん』も毎日楽しみながら、明るく撮影したいと思います。
沖縄の印象と好きな沖縄の場所・食べ物・芸術など
父が仕事でよく沖縄に出張していたので、僕も小さい頃からよく沖縄に足を運んでいました。少しではありますが、沖縄の楽器「三線」を弾くことができます。
少しではありますが、沖縄の楽器「三線」を少し弾くことができます。
僕が沖縄で一番好きな場所は幼いころに行った竹富島です。
当時はまだホテルやリゾートはなく、家族5人で古民家に泊まった思い出があります。自転車を借りて、島を一周したり、ガラス細工を体験しました。
沖縄料理は大好きで、ゴーヤーチャンプルーなどは自分でも作ったりするんですが、あーさ汁と中身汁が特に好きです。
沖縄本土復帰50年という記念すべき年に、この作品に携われることを本当に幸せに思います。一人でも多くの人に沖縄の魅力、そして沖縄の方々がいかに戦後に辛抱強く、前向きに生活をしていたかということが届くことを願って頑張ります。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』
NHK総合にて、2022年春放送
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK