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アーロン・テイラー=ジョンソンで『クレイヴン』映画化 スパイダーマン登場は期待大?

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ1週間のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 今週、大きな話題になったのはアーロン・テイラー=ジョンソン出演で『クレイヴン・ザ・ハンター』(2023年1月13日全米公開予定)が製作されると発表になったこと。アーロン・テイラー=ジョンソンは日本でも人気があり、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』『TENET テネット』にも出演していましたが、アメコミヒーロー映画好きにとってはなんといっても『キック・アス』シリーズの主人公キック・アス、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のピエトロです。また今年公開予定の『キングスマン: ファースト・エージェント』にも出演します。

 さて、この『クレイヴン・ザ・ハンター』ですが、もちろんアメコミ原作であり、マーベルのキャラです。しかし、本作はいわゆるアベンジャーズ系のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品ではありません。

 まずこのキャラクターについて説明すると、コミックでのデビューは『The Amazing Spider-Man #15誌』。そう、このタイトルからもわかるとおり、スパイダーマンの敵の一人です。14号でグリーンゴブリンが登場していますからスパイダーマンの中では古参のキャラでしょう。本名はセルゲイ・クラヴィノフ。没落したロシア貴族の末裔で、世界を放浪。そして、アフリカで猛獣相手のハンターとして頭角を現します。銃とか使うのではなく、その身体能力で獣たちと渡り合う。ターザン×ブラックパンサーのようなキャラ。そして彼は自他ともに認める“世界一のハンター”を名乗ります。

 しかし、そこに彼の異母弟カメレオンがアプローチしてくる。このカメレオンというのは変装が得意なスパイでスパイダーマンの敵。彼は兄・クレイヴンに、ハンターとしてスパイダーマンを捕まえてくれと依頼する。そしてスパイダーマンを社会の敵として憎むデイリー・ビューグル紙のジェイムソンもスパイダーマン狩りに興味を示す。こうしてクレイヴンは“世界一のハンター”の誇りにかけてスパイダーマンを捕まえようとしますが失敗! 彼のプライドは大きく傷つきます。以来、復讐心にも似た、スパイダーマン狩りに命を燃やすのです。

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