2021.05.18 12:00

『クルエラ』5種類のキャラクターポスター公開　エマ・トンプソン演じるバロネスの姿も

文＝リアルサウンド映画部

　5月27日より劇場公開、5月28日よりディズニープラスプレミアアクセスにて公開されるディズニー映画『クルエラ』のキャラクターポスターが公開された。

　堂々たる佇まいを魅せるクルエラの誕生秘話は、ファッションデザイナーを夢見て、パンクムーブメント吹き荒れる70年代ロンドンに降り立つ、少女エステラ（エマ・ストーン）から始まる。毎日洋服をデザインしては働く多忙な日々を送っていた彼女だが、反骨精神と独創的な才能を活かしロンドンで最も有名な百貨店リバティに勤めることに。

　彼女はリバティで雑用をこなしながら、いつしかデザイナーとして活躍する日を夢見るが、非情で名誉欲に取りつかれたカリスマデザイナーのバロネス（エマ・トンプソン）との出会いが、エステラをファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた“クルエラ”の姿へと変えていくこととなる。なぜ一人の少女は悪名高きヴィランに変貌したのか？クルエラをはじめ、彼女の背景に関わるキャラクターらのポスターがこの度公開された。

　1人は、クルエラにも負けない圧倒的なオーラを放つ、世界を代表するブランドのカリスマ的ファッションデザイナーのバロネス。デザイナーを目指すエステラにとっては憧れの存在だが、彼女はエレガントに洋服を着飾る一方で、ヒステリックな一面を持ち、目的のためには手段を選ばない。バロネスはエステラの斬新な発想力と才気あふれる想像力を認め、彼女に仕事を任せるようになるが、この2人の関係はエステラがクルエラへと覚醒する“火種”となっていく。本作の製作を務めたアンドリュー・ガンは「バロネスの存在なしにクルエラが生まれることはありませんでした。バロネスのやった色々なことが、クルエラ・ド・ビルという人物を作り上げる大きな要因になっているのです」と断言している。

　そんなバロネスと対等するエステラを支える心強い味方が、のちにクルエラの相棒となるジャスパー（ジョエル・フライ）とホーレス（ポール・ウォルター・ハウザー）だ。エステラは幼い頃に母をある事故で亡くし、悲しみに暮れる中2人と出会う。共に生活をするようになった彼らは、エステラのイマジネーションと裁縫の腕を駆使して泥棒を働きながら生き抜く中で、いつしか彼女にとってビジネスパートナーであり“家族”のような存在になっていく。厳格なバロネスの下で働くエステラを支えながらも、クルエラへと身も心も変わり果てていく彼女を前に、3人の関係は果たしてどうなっていくのか。

　そしてクルエラへと変貌していく彼女をジャーナリストとして追うのが、エステラのかつての学友のアニータ（カービー・ハウエル＝バプティスト）。クルエラとしてその名を広めようとする姿をいち早くスクープし、世の中に伝える重要な役割を担う。ジャスパーとホーレス、アニータとアニメーション『101匹わんちゃん』でお馴染みのキャラクターも登場し、ディズニー屈指のヴィラン・クルエラの過激な“誕生秘話”となっている。