ホン・サンス監督の特集上映開催決定 『ハハハ』など日本最終上映4作含む全12作品
ホン・サンス監督作『逃げた女』が6月11日より公開されることを記念し、ホン・サンス監督特集上映「HONG SANGSOO RETROSPECTIVE 12色のホン・サンス」が5月14日から6月10日にかけてヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にて開催されることが決定した。
アカデミー賞作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』から、コロナ禍の日本でスマッシュヒットを記録した『はちどり』まで、世界的に注目を集める韓国映画界において、特異な存在感を放ち続ける映画作家、ホン・サンス。第71回ベルリン国際映画祭では、最新作『Introduction(原題)』が銀熊賞を受賞し、2年連続で銀熊賞受賞の快挙を果たした。
『逃げた女』は、『夜の浜辺でひとり』でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞という栄誉をホン・サンスにもたらした公私にわたるパートナーであり、『お嬢さん』で強烈な印象を残した女優キム・ミニとの7度目のタッグ作。2020年カイエ・デュ・シネマが選ぶベストテン2位にも選出。さらに、ホン・サンス監督作品の常連のソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、『はちどり』 のヨンジ先生を演じたキム・セビョクらが顔を揃えた。
特集上映では、今回が日本最終上映となる『よく知りもしないくせに』『ハハハ』『教授とわたし、そして映画』『次の朝は他人』の4作品、フランスの大女優イザベル・ユペールとの初コラボレーション作『3人のアンヌ』、ジェーン・バーキンがカメオ出演した『へウォンの恋愛日記』、韓国で大ヒットした『ソニはご機嫌ななめ』、対談で意気投合した加瀬亮を主演に迎えた『自由が丘で』、キム・ミニとの初タッグ作『正しい日 間違えた日』、キム・ミニが韓国人俳優として初めて ベルリン国際映画祭銀熊(主演女優)賞受賞という快挙に輝いた『夜の浜辺でひとり』、第70回カンヌ国際映画祭に2作品招かれたことでも話題となった『クレアのカメラ』と『それから』まで、全12作品が上映される。
さらに、6月12日からユーロスペースで開催される特集上映「作家主義 ホン・サンス」では、貴重な初期2本 『カンウォンドのチカラ』『オー!スジョン』が連続上映される。
「HONG SANGSOO RETROSPECTIVE 12色のホン・サンス」上映作品一覧
『よく知りもしないくせに』★ 2009年/126分/カラー/Blu-ray
『ハハハ』★ 2010年/116分/カラー/Blu-ray
『教授とわたし、そして映画』★ 2010年/80分/カラー/Blu-ray
『次の朝は他人』★ 2011年/79分/モノクロ/Blu-ray
『3人のアンヌ』2012年/89分/カラー/Blu-ray
『へウォンの恋愛日記』2013年/90分/カラー/Blu-ray
『ソニはご機嫌ななめ』2013年/88分/カラー/Blu-ray
『自由が丘で』2014年/67分/カラー/DCP
『正しい日 間違えた日』2015 年/121分/カラー/DCP
『夜の浜辺でひとり』2017年/101分/カラー/DCP
『クレアのカメラ』2017年/69分/カラー/DCP
『それから』2017年/91分/モノクロ/DCP
ヒューマントラストシネマ有楽町にて、5月14日(金)〜5月27日(木)開催(連日10:00~上映)
アップリンク吉祥寺にて、5月28日(金)〜6月10日(木)開催(上映時間は劇場にて)
上映料金:一律1000円
※★は日本最終上映作品。ヒューマントラストシネマ有楽町のみ上映
協力:ビターズ・エンド、クレストインターナショナル
■公開情報
『逃げた女』
6月11日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・脚本・編集・音楽:ホン・サンス
出演:キム・ミニ、ソ・ヨンファ、ソン・ソンミ、キム・セビョク、イ・ユンミ、クォン・ヘヒョ、シン・ソクホ、ハ・ソングク
配給:ミモザフィルムズ
2020年/韓国/韓国語/77分/カラー/ビスタ/5.1ch/英題:The Woman Who Ran/字幕:根本理恵
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公式サイト:nigetaonna-movie.com