『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督最新作 『RUN/ラン』6月公開決定
『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督&製作陣の最新作『RUN/ラン』が6月より全国公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと場面写真が公開された。
本作は、すべてPC画面の映像でストーリーが展開する2018年公開のアメリカ映画『search/サーチ』を手がけたチャガンティ監督と製作・脚本のセブ・オハニアンを再タッグを組んだサイコスリラー。本国アメリカでは、コロナ禍を背景に、昨年11月にHuluでの配信がスタート、配信初週における同サービス最高視聴者数の記録を更新した。
ある郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感をを抱き始める。ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセル。クロエの懸命な調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だったのだ。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた。ついにクロエは母親の隔離から逃げようとするが、その行く手には想像を絶する試練と新たな衝撃の真実が待ち受けていた......。
謎の失踪を遂げた娘を捜索する父親の苦闘を描いた『search/サーチ』に続いてチャガンティ監督が主人公に選んだのは、生まれつき病気で車椅子生活を余儀なくされている17歳の娘と、その娘に歪んだ愛情を注ぐモンスター毒母。さらに、前作とは逆に、本作では母娘関係をネガティブに描いている。主人公である車椅子の娘クロエ役には、オーディションで抜擢された新人女優キーラ・アレンを起用。対して、人生のすべてを娘に捧げた“完璧な母親”から歪んだ母性愛が狂気へと変貌していく母ダイアン役は、人気ドラマシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー』のサラ・ポールソンが務めた。
公開されたポスタービジュアルは、鬼気迫る表情で今にも叫び声が聞こえてきそうな車椅子の娘クロエの姿と、感情の読み取れない表情で静かに一点を見つめ、娘を飲み込むかのような巨大な母親ダイアンの影が対照的。「母の愛からは逃れられない」のコピーが不気味さを放つビジュアルとなっている。
■公開情報
『RUN/ラン』
6月、TOHOシネマズ 日本橋ほか全国ロードショー
監督・脚本:アニーシュ・チャガンティ
製作・脚本:セブ・オハニアン
出演:サラ・ポールソン、キーラ・アレン
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2020/英語/アメリカ/90分/5.1ch/カラー/スコープ/原題:Run/G/字幕翻訳:高山舞子
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