『マーメイド・イン・パリ』マリリン・リマと監督が劇中曲を語る特別映像公開
全国公開中の映画『マーメイド・イン・パリ』より、マリリン・リマとマチアス・マルジウ監督が劇中曲を語る特別映像が公開された。
本作は、パリを舞台にした人魚のラブストーリー。セーヌ川に浮かぶ老舗のバーでパフォーマーとして働くガスパールは、ある夜、傷を負い倒れていた人魚を見つける。ルラと名乗る人魚は、美しい歌声で出会う男性を虜にし、恋に落ちた男性の命を奪っていた。ルラは、ガスパールの命も奪おうとするが、過去の失恋から恋する感情を捨て去ってしまったガスパールには、その歌声が全く効かなかった。恋を知らぬまま、美しい歌声で男性を魅了し、その命を奪ってきた人魚ルラと、恋を捨ててしまった心優しい男性ガスパール。ふたりの男女が、偶然にもパリで出逢い恋に落ちる。
公開された特別映像は、マルジウ監督と、ヒロインの人魚ルラを演じたリマのインタビューを交えたもの。
劇中の音楽はマルジウ監督率いるバンド、ディオニソスが手がけており、歌によって男性を虜にし、その命を奪う人魚・ルラとガスパールによるデュエット曲をはじめ、たくさんの楽曲が作品を彩っている。「音楽は本作のDNAだ」とコメントするマルジウ監督は「映画の脚本と小説と同時に歌も作り始めた」と、物語と音楽を並行して作り上げていったこと明かす。それほどにまで音楽に力を入れた本作の出演にあたり「(歌は)お風呂では歌うと答えたわ」と語るリマは、「この監督となら歌えると思ったわ」と監督への信頼を語る。撮影や収録では 「自分は歌手だ」と言い聞かせて演じ、「全てが音楽と一体だった」という貴重な経験を振り返る。
そんなリマらキャスト陣について、マルジウ監督は「最後まで歌いきってくれて満足している。すごくよかった」と彼らの歌のおかげで、観客は映画の世界に深く入り込めたと感謝の気持ちを述べ、「歌と音楽こそが愛を導く糸となるんだ」「音楽で語ることで現実と幻想がつながるのさ」と語っている。
■公開情報
『マーメイド・イン・パリ』
新宿ピカデリーほか全国公開中
監督:マチアス・マルジウ
出演:ニコラ・デュヴォシェル、マリリン・リマ、ロッシ・デ・パルマ、ロマーヌ・ボーラ
ンジェ、チェッキー・カリョ
配給:ハピネット
配給協力:リージェンツ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
原題:Une sirene a Paris/2020/仏/102分/G
(c)2020 – Overdrive Productions – Entre Chien et Loup – Sisters and BrotherMitevski
Production – EuropaCorp – Proximus
公式サイト:mermaidinparis.jp