「作家主義 相米慎二」2月6日より開催決定 佐藤浩市、永瀬正敏らのトークイベントも

 オンラインシネマイベント「没後20年 作家主義 相米慎二〜アジアが見た、その映像世界」が、2月6日から19日にかけて渋谷ユーロスペースにて開催されることが決定した。

 2001年9月9日に逝去した映画監督の相米慎二。1980年に発表した『翔んだカップル』を皮切りに、『セーラー服と機関銃』『ションベン・ライダー 』『台風クラブ』など数々の映画史に残る傑作を生み出した。

 その世界的な評価は遅れていると言われていたが、2012年にナント映画祭(フランス)、エディンバラ映画祭(イギリス)、パリシネマテーク(フランス)、2015年にはフランクフルト映画祭(ドイツ)などで、次々とレトロスペクティブが行われた。

 2005年、全州(キョンジュ)映画祭(韓国)で行われた回顧上映で衝撃が流れた。そして、2021年、アジアでの再評価の波が来る。今回の特集上映は作家・相米慎二とアジアを結ぶ端緒となる試みとなる。

 期間中には、台湾のホアン・シー監督などアジアの監督らとのオンライントークを実施。そのほか、俳優の佐藤浩市、永瀬正敏をはじめ、相米映画を知る日本の関係者のオンライントークも予定している。

 本イベントでは、デビュー作『翔んだカップル』から遺作『風花』までの全監督作品13作、さらに相米が共同プロデュースを務めた『空がこんなに青いわけがない』を上映する。

没後20年「作家主義 相米慎二」

上映作品

翔んだカップル(1980年)
セーラー服と機関銃(1981年)
ションベン・ライダー(1983年)
魚影の群れ(1983年)
ラブホテル(1985年)
台風クラブ(1985年)
雪の断章 ―情熱―(1985年)
光る女 (1987年)
東京上空いらっしゃいませ(1990年)
お引越し(1993年)
夏の庭 The Friends (1994年)
あ、春(1998年)
風花(2001年)
空がこんなに青いわけがない(1993年)共同プロデュース作品

■イベント情報
ミニシアター×オンラインシネマイベント
「没後20年 作家主義 相米慎二 〜アジアが見た、その映像世界」
2月6日(土)~2月19日(金)渋谷ユーロスペースにて開催
企画・主催:A PEOPLE CINEMA
会場・運営:ユーロスペース 
特別協力:ムスタッシュ 中央映画貿易
⽂化庁委託事業「⽂化芸術収益⼒強化事業」
公式サイト:https://apeople.world/sohmaishinji/

※作品ごとの上映スケジュール、イベントの詳細、そして、前売券、回数券の発売情報は、公式サイトにて随時、発表していきます。
※コロナ禍など社会状況により、やむを得ず番組編成が中止、変更になる場合があります。予めご理解いただきますようお願い申し上げます。

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