およそ30年前に描かれた漫画の映画化は、現代にどのように受け入れられるのか。当時の流行が一周して、現代のトレンドの一つになっているという時代性についても加藤氏は語る。

「当時、少年漫画の中でも『SLAM DUNK』はすごくおしゃれでかっこいい漫画でした。最近のトレンドをみると、90年代的なカルチャーが、一周回って“あり”になってきている。その点で観ても『SLAM DUNK』はまったく古びていないんです。赤木の髪型もツーブロックで、当時は奇抜な髪型扱いでしたが、今はそういう髪型の人がとても多い。現代に置き換えても良いと思うし、『サザエさん』チックに“あの頃”を舞台にしてもいいですし。あのビジュアルはそのまま生かすことができるんじゃないかなと思います」

　『SLAM DUNK』映画化への期待値は上がる一方だ。続報を待ちたい。

■公開情報
映画『SLAM DUNK スラムダンク』（タイトル未定）
(c)I.T.PLANNING,INC.
公式サイト：https://slamdunk-movie.jp/