Hey! Say! JUMP 中島裕翔やSixTONES 松村北斗らが躍進 2020年に活躍したジャニーズ俳優たち
2020年も多くのジャニーズメンバーが演技面での活躍を見せてきた。ドラマは毎クール必ずジャニーズメンバーが出演しており、『窮鼠はチーズの夢を見る』や『弱虫ペダル』、『事故物件 怖い間取り』など映画も数多く公開されてきた。どのメンバーもそれぞれの良さを発揮して好評を得ていたが、本稿では2020年気になった3名に注目してみたい。
中島裕翔(Hey! Say! JUMP)
2013年に放送された『半沢直樹』(TBS系)で注目を集めたHey! Say! JUMP・中島裕翔は、その後も演技班として『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)、『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)、『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)、『母になる』(日本テレビ系)など多くのドラマに出演してきた。もちろんその演技力はお墨付きで、彼のファンではない視聴者からも「ジャニーズだと思わなかった」「演技が上手い」という声が上がっていた。そして2020年『僕はどこから』(テレビ東京系)、『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)と主役級での出演が続いたことで、さらに演技力が上がったように感じる。
例えば『僕はどこから』と『SUITS/スーツ2』では演じた役どころは全く違うが、見事に演じ分けていたのが印象的だ。『僕はどこから』の竹内薫は小説家志望の心優しい青年だが、一方『SUITS/スーツ2』の鈴木大輔は、頭脳明晰のニセ弁護士。無鉄砲に思える部分があるなど、基本的に自分に自信があるタイプである。どちらも天才的な能力を持つ人物だが、性格面ではほぼ正反対の2人を立て続けに演じていた中島。その切り替えの速さと役作りへの取り組み、表現力がこれまで以上に高まっているように感じる。来年はどんな姿を見せてくれるか楽しみである。
松村北斗(SixTONES)
2020年1月にSixTONESとしてデビューし、勢いに乗るSixTONES・松村北斗も演技班として注目を集めている。きっかけとなったのは、2019年放送の『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系)。放送後すぐに松村演じる渡辺晴人に好意的な意見が寄せられていたのは記憶に新しい。SNSにも「癒やされる」「ワンコっぽい」など、多くの意見が上がっていた。たしかに、かわいらしい松村の姿が好印象であったし、物静かな松村を知っていると晴人役とのギャップがグッときたものである。
こうしてお茶の間に“見つかった”松村は、デビュー時期と同じくして『10の秘密』(カンテレ・フジテレビ系)にも出演。ジャズバーでピアノ演奏のアルバイトをしている音大生・伊達翼を演じた。『パーフェクトワールド』とは打って変わって、普段あまり感情出さない役であったが、主人公に怒りをぶつけるシーンではピリピリとした緊張が伝わってくるほどであった。ここでも再び注目を集めた松村は、2021年1月から放送予定の『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)、2021年2月19日公開の映画『ライアー×ライアー』の主演など、次々と演技の仕事が決まっている。2021年は新たなジャニーズ俳優としてさらに飛躍していきそうな予感だ。