園子温監督ハリウッドデビュー作、サンダンス映画祭Premieres部門出品へ 「誇りに思っています」

園子温監督最新作、サンダンス出品へ

 2021年初夏に公開される、園子温監督のハリウッドデビュー作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』が、2021年1月28日から2月3日にかけて開催されるサンダンス映画祭Premieres部門に出品されることが決定した。

 本作は、『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のニコラス・ケイジ、『キングスマン』のソフィア・ブテラ、映画監督としても活躍するニック・カサヴェテスらが出演する、『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』の園監督のハリウッドデビュー作。当初、アメリカでの撮影を予定していたが、2019年11月から12月にかけて、彦根と東映太秦撮影所のオール日本ロケにて撮影が行われた。

 高名な悪党であるヒーロー(ニコラス・ケイジ)は銀行強盗をしくじり囚われ、一帯を牛耳るガバナーの支配から逃亡した女(ソフィア・ブテラ)を連れ戻すことを命じられる。特殊なボディスーツに身を包んだヒーローが女を探してたどり着いたのは、美しくも暴力的な世界“ゴーストランド”。東洋と西洋が混ざり合い、混沌が包み込む町から女を見つけ出すことはできるのか。そして、ヒーローは自由の身になれるのか。

 厳選された世界の注目作品を世界に先駆けてプレミア上映するサンダンス映画祭のPremieres部門。本部門に日本人監督によるアメリカ映画が出品されるのは、今回が初となる。

 園監督は「ハリウッドデビュー作は、絶対にサンダンス映画祭に出品させたいと思っていたので、とても嬉しいです。この映画祭でワールドプレミアできる事を、誇りに思っています」とコメントを寄せている。

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■公開情報
『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』
2021年初夏、全国公開
監督:園子温
出演:ニコラス・ケイジ、ソフィア・ブテラ、ニック・カサヴェテス、ビル・モズリー
脚本:アロン・ヘンドリー、レザ・シクソ・サファイ
配給:ビターズ・エンド
原題:Prisoners of the Ghostland/アメリカ/2021年/カラー
公式Twitter:@POTG_movie

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