門脇麦と水原希子が異なる階層に生きる女性に 『あのこは貴族』ポスター&予告編公開
門脇麦と水原希子が共演する映画『あのこは貴族』の予告編と本ポスタービジュアルが公開された。
初のオリジナル長編作品『グッド・ストライプス』で新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子監督の長編2作目となる本作は、山内マリコの同名小説を原作とした、異なる階層で生きる女性たちの自立の物語。門脇が都会に生まれ、婚活に余念がない箱入り娘の華子を演じ、水原が地方から上京し、自力で都会を生き抜く美紀役を務める。
箱入り娘として何不自由なく育てられ、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子は、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。気が付けば20代後半、名門女子校の同級生たちの結婚、出産の話を聞くたびに焦りが増すばかり。あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・青木幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、幸せが叶えられたかに思えたのだが……。一方、東京で働く美紀は、猛勉強の末に慶應大学に入学し上京し、学費のために夜の世界も経験したが、中退。恋人はなく、仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。同じ都会で暮らしながらも、出会うはずもなかった2人の人生が静かに交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく。
公開された大島依提亜デザインによる本ビジュアルでは、黒のタートルネックにネックレスというまさにお嬢様の装いの華子に対し、上下紺のパンツスーツを着こなす働く女性の装いの美紀の対照的な2人が並ぶ。互いに近くにいるのに明らかに別世界に生きる華子と美紀の人生が交錯した瞬間を切り取ったビジュアルとなっている。
予告編では、年齢や性別、出身地など社会の中で選別され続ける生きづらさを華子と美紀の視点を通して映し出しながら、終盤には友人の逸子とはしゃぐ華子の姿や友人の平田と笑顔で談笑する美紀の姿を確認することができる。
■公開情報
『あのこは貴族』
2021年2月26日(金)全国公開
監督・脚本:岨手由貴子
出演:門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ、佐戸井けん太、篠原ゆき子、石橋けい、山中崇、高橋ひとみ、津嘉山正種、 銀粉蝶
原作:山内マリコ『あのこは貴族』(集英社文庫刊)
配給:東京テアトル/バンダイナムコアーツ
(c)山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
公式サイト: anokohakizoku-movie.com
公式Twitter&公式Instagram:aristocrats0226