片桐仁、朝ドラ『エール』に新たな光もたらす? “芸人俳優”屈指のバランス感が演技の武器に
ほかの芸人出身俳優との違いはどこにあるのだろうか? 久保田氏は片桐の演じられるジャンルの幅広さにあると分析する。
「芸人でありながら演技をする方の多くは、売れているタイミングでフックとしてゲスト出演するパターンと、アンジャッシュの児嶋さんやネプチューンの原田泰造さんのように芸人としてのイメージとは正反対なシリアスなキャラに積極的に挑戦したりするパターンのどちらかに分かれる印象がありますが、片桐さんの場合はシリアスな演技でも、コメディ的演技でも、どんなジャンルのどんなシチュエーションにも適応することができるのが強みでしょう。なんといっても、実力のある俳優が多数出演した『あな番』で2クールに渡ってインパクトを維持しつづけたことは大きいですし、それでお茶の間により名前が浸透したことは間違いないと思います。なので『エール』に物語の転機となる重要な役として出演するということは、順調に役者としての進化を遂げていると言えるのではないでしょうか」
「栄冠は君に輝く」は裕一にとってのちの代表曲にもなる。シリアスな戦場でのシーンが話題を呼んだ『エール』だが、片桐演じる朝倉が物語に新たな笑いや光をもたらしてくれることを期待したい。
■放送情報
連続テレビ小説『エール』
2020年3月30日(月)~11月28日(土)予定(全120回)
※9月14日(月)より放送再開
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:窪田正孝、二階堂ふみほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/yell/