岡田健史、鈴鹿央士、眞栄田郷敦 春・夏ドラマを盛り上げた同年代ルーキーの活躍
眞栄田のドラマ初出演作は、昨年放送された『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。そのときの姿を振り返りながら、『私の家政夫ナギサさん』で演じた役では、彼の俳優としてのイメージが一新されたと西森氏は語る。
「『ノーサイド・ゲーム』で演じた七尾圭太は、海外から帰国した選手という役柄で、体重を増やして役をいとめたということで、ちょっと謎めいた雰囲気が印象的でした。そのあと、映画『午前0時、キスしに来てよ』では、橋本環奈さん演じるヒロインのことをずっと思い続けている等身大の役を演じていて、身近にいそうなリアリティのある役柄もハマるとということもわかりました。『私の家政夫ナギサさん』でも、ラブコメディの作品にも自然に溶け込んでいました。瀬川遙人というキャラクターは、原作にはない役なので、自分自身でいろんな要素を付け加えないといけない部分もあったり、かつリアリティを持たせないといけない難しさがあったと思いますが、登場時はイマドキの新入社員らしさをうまく強調して演じていたのが、終盤に向けて新入社員としての成長の部分をしっかり見せてくれたのがよかったです」
最後に、西森氏はドラマが若手俳優の成長の場になることについて、以下のように述べた。
「ドラマは、人気者を起用してその人気を視聴率につなげるということも多いですが、若手俳優をちゃんと物語の中のひとりとして起用し、成長させる場所でもあってほしいと思うんです。そして、その結果、その俳優がみんなに知られることになるのはすごくいいことだと思います。若手俳優が多くのスタッフや先輩俳優の中で役を通じて成長できるドラマだからこそ、今回の3人の俳優も正当に評価され、注目されているのかなと思います」
彼ら3人が、今後もいろんな経験を経て、再びドラマに戻ってくるとき、次はどんな姿を見せてくれるのか。そして、続々と始まる新ドラマからも、彼らのような若手俳優たちが誕生していくことを望みたい。
■配信・リリース情報
金曜ドラマ『MIU404』
Paraviにて全話配信中
12月25日(金)Blu-ray&DVD-BOX発売
出演:綾野剛、星野源、岡田健史、橋本じゅん、黒川智花、渡邊圭祐、金井勇太、菅田将暉、生瀬勝久、麻生久美子
脚本:野木亜紀子
演出:塚原あゆ子、竹村謙太郎、加藤尚樹
プロデュース:新井順子
音楽:得田真裕
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/
『私の家政夫ナギサさん』
Paraviにて全話配信中
2021年1月13日(水)Blu-ray&DVD-BOX発売
出演:多部未華子、瀬戸康史、眞栄田郷敦、高橋メアリージュン、宮尾俊太郎、平山祐介、水澤紳吾、岡部大(ハナコ)、若月佑美、飯尾和樹(ずん)、夏子、富田靖子、草刈民代、趣里、大森南朋
原作:『家政夫のナギサさん』(四ツ原フリコ著/ソルマーレ編集部)
脚本:徳尾浩司
演出:坪井敏雄、山本剛義
プロデューサー:岩崎愛奈(TBSスパークル)
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS