木村文乃、中園ミホ脚本『七人の秘書』でテレ朝連ドラ初主演 共演に広瀬アリス、シム・ウンギョンら
木村文乃が主演を務める木曜ドラマ『七人の秘書』が、10月よりテレビ朝日系で放送される。
本作は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ(テレビ朝日系)、『ハケンの品格』(日本テレビ系)の中園ミホが脚本を手がける“秘書”ドラマ。2020年、急激な大不況の波に襲われ、超格差時代へと突入した日本。先の見通しが立たない状況下で、政治家や財界、企業のトップは誰しも道の示し方に迷っていた。そんなリーダー不在の日本社会の裏で暗躍する“影の軍団”を描き出す。
“影の軍団”の正体は、銀行や警視庁、大学病院、都庁のトップ=要人に仕え、組織に溶け込み、目立たぬことを極意とする、名もなき“秘書”たち。表の仕事を忠実に務める一方、裏で密かに集められた彼女たちが副業として請け負うのは“人助け”。理不尽な目に遭う社会の弱者を救い出すべく、ずば抜けたスキルや膨大な極秘情報とネットワークを駆使し、見事なまでに“裏仕事”をこなす。時には警察や法律で裁くことのできない理不尽さえも駆逐し、金や権力にまみれた非情な支配者たちを一掃。誰も気付かないうちにことを解決する。世の中で本当に誰かのために活躍しているのは、政治家でも財界や企業のトップでもない。彼らの影にひっそりといる“秘書”たちと、その元締めとなる“影の男”が、理不尽だらけの日本社会を裏で操り、変えてゆく。
わずかな報酬で人助けをする影の秘書軍団を演じるキャストも発表。銀行の常務秘書を務める主人公・望月千代を演じるのは、本作がテレビ朝日の連続ドラマ初主演となる木村。数々の映画やドラマに加え、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)など幅広い作品で活躍を見せる木村が、次々と理不尽な出来事に見舞われ、世の不公平に憤りを感じている千代に息を吹き込む。
そんな千代と同じ銀行で働くおっとりした頭取秘書・照井七菜役には、朝ドラ『わろてんか』(NHK)で主人公のライバルを好演し、女優として多数の話題作に出演する一方、バラエティー番組にも引っ張りだこの広瀬アリスが決定。また、警視庁の警務部長秘書・長谷不二子を、『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)でのボディーガード・菅沼まゆ役が記憶に新しい菜々緒演じる。また、大学病院の病院長秘書・朴四朗(パク・サラン)役で、日韓で活動中のシム・ウンギョンが出演。映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた実力派が日本の連続ドラマ初出演を果たす。さらに、ホテルオーナーの令嬢でありながら都知事の秘書を務める風間三和を大島優子が演じる。朝ドラ『スカーレット』(NHK)など数々のドラマや映画で幅広い役を演じ、演技力に定評のある大島が、明るいけれど人知れず闇を抱える三和役に挑む。そして、秘書たちとともに悪を斬る家政婦・鰐淵五月役に室井滋、秘書軍団が夜な夜な集うラーメン店の店主で、彼女たちの裏稼業の元締め・萬敬太郎役には江口洋介が決定した。
キャストとスタッフからはコメントも寄せられている。
コメント
木村文乃(望月千代役)
中園ミホさん脚本&内山聖子エグゼクティブプロデューサーという、言わずもがなの最強コンビとお仕事をさせていただけるなんてと、感謝と興奮と緊張でわくわくしています。
守秘義務を守り通し、リクエストに忠実に動き、仕事終わりのご褒美もたまに。
完璧な仕事をこなす秘書という仕事の表と裏の顔を、素敵かつ力強いキャストの皆さんと個性豊かにお見せしていけるよう、にぎやかに一致団結して頑張ります!
広瀬アリス(照井七菜役)
秘書というと影で人を支えるイメージですが、今回は主役。そして、秘書だからこそできることが沢山あるところに面白さを感じました。女性たちがテキパキとかっこよく悪を裁く姿を早く見てみたいです。
私が演じる照井七菜はとても不器用で純粋な子です。同じ秘書でもこれだけ違うのか、と(笑)。登場する秘書みんなに個性があるので、現場で会話のやりとり(お芝居)をしたら楽しいだろうなとワクワクしています。視聴者の方と同じ目線に立つことができる役だと思っているので、大事に演じたいです。
菜々緒(長谷不二子役)
才能をもつ7人が集い、それぞれが手腕を振るってカバーし合いながら華麗にミッションをこなしていくところが面白いと思いました。テンポよく、見た後に爽快な気分になれる作品だと感じました。
私が演じる不二子は、警察組織という男社会の中で、男性以上に努力したが性差別の壁を越えられずに挫折し、「強くなりたい。本当は男に生まれればよかった」と思っている女性。私もそういう思いを抱えてきたことがあるので、ジェンダーレスな時代だからこそ、不二子のような女性、人間を通して、少しでも何か伝えていけるものがあればうれしいな、と思っています。
シム・ウンギョン(朴四朗〈パク・サラン〉役)
企画書を頂いた時に、この7人はどんな予想外の方法で事件を解決していくのかな、と色々な妄想が膨らみました。特に同世代の女性たちが、力を合わせてトラブルに立ち向かっていく様子にワクワクしています。日本語以外にもいろいろな宿題を頑張らないといけないのですが、ほかの秘書の方たちと良いチームになれるように、そして、この作品の世界観にきちんと入っていけるように頑張ります。
日本では、初めて連ドラに出演するので緊張していますが、キャストの皆さんにお会いするのが本当に楽しみです。あまり緊張しすぎないように、心の準備をしないといけないですね(笑)。
大島優子(風間三和役)
台本を読んで、ストーリーが進むと同時に気持ちが高まっていきました。世界では秘密裏に何かが起きているというのはスリルがあってドキドキしますし、その巧みな活動シーンが毎回の楽しみになりそうです。1話からトレーニングの必要なシーンがある(!?)と伺ったので、心身共にブラッシュアップしていきたいと思います。表では忠実に、裏では見事な仕事ぶりで誰かのために問題を解決する様が痛快で、今からチームに入れる日が待ち遠しいです。秘書の皆さんに会えるのが楽しみで仕方ありません! チームみんなでこの状況を乗り越え、視聴者の皆さんに楽しんでいただけるよう努めたいと思います。
室井滋(鰐淵五月役)
生き辛い世の中になって行くと誰もが感じる日々の中、悪党らにメスを入れるストーリーが気分良いですね。しかも眉目麗しき秘書たちにやられちゃうのが痛快! 日常のモヤモヤに悩む人々の清涼剤になるに違いないと思います。木村文乃さんや江口洋介さんら皆さんとご一緒できるのも楽しみです。
私は、過去の重たい秘密を抱え、一線から退いた女性を演じます。酸いも甘いも噛み分けた熟年女性の鋭い知恵や、時にはその哀しさをコミカルに表現できたらと思います。家政婦としての力量も出さねばならないので、今は日々“掃除・洗濯・料理”に励んでいますよ(お陰で我が家はピカピカ!)。
江口洋介(萬敬太郎役)
理不尽なこの現代社会に立ち向かい、裏からあらゆる手を使い社会を動かしていく、秘書軍団の元締めであり、影の仕事人・萬敬太郎を演じます。ラーメン屋店主でありながら司法書士の肩書きを持ち、秘書たち女性軍を、逆紅一点でまとめます。
生き抜いていくのに大変な時代だからこそ、楽しく爽快な裏稼業ドラマをスタッフ、キャストワンチームで皆さんにお届けできるよう、撮影に入るのが今から楽しみです。
テレビ朝日プロデューサー
不安とストレスで潰されそうな時代に、この名もなき影の軍団が風穴をあけてくれます。とても魅力的なメンバーが集まりました! 痛快な7人の秘書の「仕返し」をお楽しみに!
■放送情報
『七人の秘書』
テレビ朝日系にて、10月スタート 毎週木曜21:00~21:54放送
出演:木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介
脚本:中園ミホ、香坂隆史、林誠人
演出:田村直己(テレビ朝日)ほか
音楽:沢田完
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)、 浜田壮瑛(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日