小芝風花、民放連ドラ初主演! 7月期土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』でどん底気弱女子に

 小芝風花主演ドラマ『妖怪シェアハウス』が、テレビ朝日の7月期土曜ナイトドラマ枠で放送されることが決定した。

 小芝にとって民放連続ドラマ初主演となる本作は、クズ男にお金も仕事も家も奪われたどん底気弱女子を、妖怪たちが“奇想天外”な方法で救うというホラーコメディ。『ケイゾク』(TBS系)や『SPEC』シリーズ(TBS系)、『民王』(テレビ朝日系)の西荻弓絵、『世にも奇妙な物語』シリーズ(フジテレビ系)のブラジリィー・アン・山田らが脚本を手がけ、『怪奇大家族』(テレビ東京系)や『ケータイ刑事』シリーズ(BS-TBS)の豊島圭介、『民王』や『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の山本大輔が監督を務める。

 2012年にドラマデビューした小芝は、2014年公開の映画『魔女の宅急便』ではキキ役を務め、映画初主演にしてブルーリボン賞新人賞を受賞。2016年にはNHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインの娘役を務め話題になり、その名が広く知れ渡った。2019年の『トクサツガガガ』(NHK総合)では隠れ特撮オタクを、7月期の土曜ナイトドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)では漫才師のヒロイン・鳥谷静代を演じ、劇中で漫才も披露するなど、コメディエンヌとして活躍。現在放送中のドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)ではヒロイン役を務めている。

 小芝演じる目黒澪は、人に嫌われることを恐れ、言いたいことも言えず、空気ばかり読んで生きてきた女の子。やりたいこともなく、とりあえず就職し、いずれは無難に社内恋愛、結婚、出産と考えていたのに、恋した相手は、究極のダメ男。この男が原因で、お金に仕事に住まいまで奪われ、ボロボロのどん底に陥った澪がたどり着いた先は、妖怪たちが生活するシェアハウスだった。やがて澪が直面するトラブルや面倒な相手を、超がつくほどおせっかいな妖怪たちがしゃしゃり出て、“やり過ぎ”なほどの過激なやり方でやっつけていくことになる。

 四谷怪談のお岩さんや鬼の大将の酒呑童子、座敷童子、ぬらりひょんらが、やや過激なやり方で澪の窮地を同居人のよしみで救っていく。澪と同居する4人の妖怪のほか、第2話では「皿屋敷」のお菊が、第4話ではアマビエが、第6話ではギャルメイクの山姥が登場する。

コメント

小芝風花(目黒澪役)

今回の作品は、これまで聞いたことがないような題材だったので、「新しい!」と思いました。もともと、妖怪ものやファンタジー要素がある作品などを見るのが好きだったので、『妖怪シェアハウス』への出演が決まり、しかも妖怪たちとルームシェアできるなんて、すごく楽しみです!
私が演じる澪ちゃんは、人に嫌われたくなくて、言いたいことも言えず、騙されてしまったり、いいように人に使われてしまうのですが、私もどちらかというと、人に嫌われたくないと思ったり、言いたくても「今言うと空気が悪くなってしまうな」と考えて言えなかったりすることがあるので、似ていると感じる部分があります。そんな澪ちゃんを、妖怪たちは人間と深く関わることが禁止されているはずなのに、それでも助けてしまう、それは澪ちゃんが持つ真っすぐさや純粋さからだと思うんですね。なので、そこは見ている方々が、「もう仕方ないな、澪は」と、助けたくなるような、応援してあげたくなるような人物を演じられたらいいなと思っています。
今作ではたくさんの妖怪と関わっていくのですが、妖怪は『ゲゲゲの鬼太郎』などを見ていたこともあり、個性豊かで愉快なイメージで、怖いというよりは「面白そう!」とわくわくします。なかには怖い妖怪もいると思うのですが、特に今作で登場する妖怪たちは一人ひとり個性を持ちつつも、現代社会に溶け込んでいて人間味があり、とても親しみやすさを感じます。ただ、ビジュアルのインパクトはすごいと思うので、もし実際に一緒に生活をしたら、最初は澪みたいに怖がってしまうかもしれません(笑)。今作の妖怪の方々のビジュアルもかなりすごいんです!
そんな出演者の妖怪化した姿をはじめ、妖怪たちの自由さや奔放さ、それぞれの個性がとても素敵に輝いている作品です。世の中には、自分の意見を真っすぐ言える強さを持った人ばかりではなく、ちょっと我慢してしまったり、周りの目を気にして何も言えなかったりする人もいらっしゃると思うんですね。なので、このホラーコメディ作品を通して、ちょっと生きづらいと感じていたり、なかなか自分の思うようにできていないと悩む人たちに、笑っていただきながら勇気づけられたり、背中を押してくれる作品になるよう、頑張りたいと思います。

飯田サヤカ(テレビ朝日)プロデューサー

ドラマのコンセプトをとても明快にわかりやすく、可愛い主演の小芝さんがすべてコメントでまとめてくれるのでプロデューサーはもう言うことはあまりないのですが、18世紀の博物学者は妖怪の定義をこう位置付けました。1.過剰 2.欠如 3.誤った配置 ほぼすべての妖怪はこの3つの定義に当てはまり「超自然的」に「異常」であることがイコール妖怪なわけです。
主人公の澪は真面目な現代社会の日本人。周りの様子を見ながら、嫌われないよう、普通に、常識的に、目立たぬように生きてきました。そんな澪が異常で、過剰で、やりすぎで、変な妖怪たちと交わり、毎回彼らの伝承を聞くことで、いつの間にか決められていた「当たり前」や「普通」の価値観が徐々に壊れていき、どんどん自分らしく、変に、強く、自由に、楽しくなっていく。
そんな様子をハイテンションなコメディにくるみながらお届けしたいと思います。つまり、「みんな妖怪になって変になろう!」というドラマです。どうぞよろしくお願いいたします。

■放送情報
『妖怪シェアハウス』
テレビ朝日系にて、今夏スタート 毎週土曜23:15~24:05放送
主演:小芝風花
脚本:西荻弓絵、ブラジリィー・アン・山田、綿種アヤ
演出:豊島圭介、山本大輔
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:飯田サヤカ(テレビ朝日)、宮内貴子(角川大映スタジオ)
制作:テレビ朝日
制作協力:角川大映スタジオ
(c)テレビ朝日

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