横浜流星と佐藤二朗が一騎打ち 『シロクロ』コアラ男誘拐事件の真相

 ついにコアラ男誘拐事件の真相が明らかになり、哲也(田中圭)が犯人だという報道は誤報であったことがわかる。『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ系)の第8話では、直輝(横浜流星)と佐島(佐藤二朗)の一騎打ちが描かれた。

 哲也が犯人のはずがないと思った直輝は神代(要潤)に詰め寄り、報道の理由を聞き出した。神代は、哲也をコアラ男だと話した人物は佐島だと言う。直輝はあずさ(白石聖)に協力を仰ぎ、佐島の部屋の額縁の中から秘密への手がかりを入手。そこにはコアラ男事件の真相にまつわる住所を意味した数字が書かれていた。そしてとうとう直輝は、コアラ男誘拐事件の真相が佐島の自作自演であったことにたどり着く。ミスパンダと共にその証拠を配信することで佐島をおびき寄せ、哲也がミスターパンダとして“世の中のグレーなことにシロクロつける”活動をしていたことを佐島から聞き出した。哲也はただ一人、佐島の自作自演を見抜いており、佐島はそんな哲也を口封じのために撃ち殺したのだった。しかし、佐島はまだ何かを隠している様子。それに気づいた直輝だったが、佐島はすぐに薬を大量に服用し自殺を謀り、事態は闇の中へ。その一方で、直輝は催眠術をかけ、レン(清野菜名)にミスパンダをやらせていたことを白状する。

 佐島の人気や知名度の向上のために仕組まれたコアラ男誘拐事件。ついに佐島の本当の顔が暴かれる。さらに、直輝を部下にしていた理由として、哲也の息子である直輝に「一番に自分を裁いてほしかった」からだと語った。2人が直接対決をしながら今までの過去を暴露していく様子は、緊張感のある芝居によって張り詰めた空気が画面越しにも伝わってきた。理論を重視し、シロクロつけることを淡々と描いてきた『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』だが、クライマックスに向けて、直輝はより感情的に人間らしくなっていく。

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