『同期のサクラ』×森山直太朗「さくら(二〇一九)」の見事なリンク 高畑充希の夢の行き先は?
返ってくることのなかった柊作からのファックスでもあり、同期4人が柊作の最後の望みを叶えた思いの詰まった手紙。「じゃあまた明日」は必ずサクラが口にしていた明日に繋がる希望の言葉でもある。そして、ファックスと一緒に流れる森山直太朗の「さくら(二〇一九)」。
〈僕らはきっと待ってる〉〈君とまた会える日々を〉
今回の主題歌は、「さくら」の歌詞世界が、本ドラマと非常に共鳴するということから、「今」の歌唱で主題歌として提供してほしいと、制作陣が熱心に森山にオファーし、主題歌決定に至ったという。その思いは、この第8話のためにあったのではないかというほどに、見事に物語とリンクしている。
ベッドの上で一粒の涙を流し、ついに目を覚ますサクラ。第1話から提示されていた終わりを脱し、第9話でサクラは就活を経て、故郷の島へ帰る決心をする。「さくら」の最後の歌詞は〈さらば友よまたこの場所で会おう〉〈さくら舞い散る道の上で〉。サクラと同期たちに残された夢「仲間とたくさんの人を幸せにする建物を造ること」が叶う時はくるのか。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter
■放送情報
『同期のサクラ』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:高畑充希、橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音、相武紗季、椎名桔平
脚本 : 遊川和彦
チーフプロデューサー : 西憲彦
プロデューサー : 大平太、田上リサ(AXON)
演出 : 明石広人、南雲聖一
制作協力 : AXON
製作著作 : 日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/sakura2019/
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