紺野彩夏×久保田紗友がW主演に すたひろ原作漫画『和太鼓†ガールズ』実写映画化決定

 すたひろ原作漫画『和太鼓†ガールズ』が実写映画化されることが決定し、『叩き壊すほどに君へ-WADAIKO†GIRLS-』のタイトルで2020年秋に公開されることが発表された。

 月刊アクション(双葉社)で2013年9月号~2014年9月号に連載された、すたひろの漫画『和太鼓†ガールズ』をベースにした本作では、原作を活かしつつも、映画オリジナル要素の展開や人物も登場する。

 裕福な家庭に育った松沢環は、お嬢様女子校でヒエラルキーのトップだったが、父の会社が倒産し生活が一変。事情を誰にも言えなく行き場のない環は、交通事故での声帯損傷で言葉が話せない同級生の新島マリアが叩く和太鼓の音に魅了される。和太鼓に惹かれ、少しずつ心を開いていく環は、マリアや和太鼓部員たちと共に葛藤し成長していく。人とうまく繋がることのできない不器用な人間たちが、“音”によって繋がる瞬間を描き出す。

 主人公・環を演じるのは、雑誌『Seventeen』専属モデルとして活躍し、ドラマ『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)のオーラ役で注目を浴び、本作が映画初主演となる紺野彩夏。W主演の新島マリア役には、ヒロインを演じた『サヨナラまでの30分』の公開も控える久保田紗友が抜擢された。武田梨奈主演映画『かぐらめ』で長編デビューを果たした奧秋泰男が監督を務める。

コメント

紺野彩夏 (主演)

2020年という今の時代にぴったりで、この映画で新たに日本の良さを海外に発信したいと強く思いました。太鼓に触れた事も生演奏を聞いた事もなかった私が太鼓で伝えられるのかという不安もありましたが、触れる度、音やその振動に吸い込まれる不思議な感覚を味わいました。クランクインの3ヶ月前から太鼓の練習を重ね、実際にキャスト全員で音をぶつけあえたことで演技ではなく自然と強い音霊を表現できたと思っています。そして芯が強く自分しか信じることができない環がマリアに出会って周りとの関わり方が変わっていく心情の移り変わりも見て欲しいです。

久保田紗友 (主演)

今回、新島マリアという役を頂いた時、嬉しかったのと同時に役への責任も強く感じました。マリアは言葉を話せない為、自分の感情を事細かに相手に伝えることが難しい時があるのですが、幼いころから太鼓を通して自分の感情表現をしてきたということもあり、マリアの太鼓に対する想いは特別で、太鼓の持つ力を私自身も撮影をしながら日々実感しています。劇中でマリアと環が出会うことで、お互いが初めて自分自身に向き合うことができるので、私も環役の紺野彩夏ちゃんと本気でぶつかり合って刺激し合っていければ良いなと思っています。たくさんの方に受け入れて頂ける作品になりますよう、キャスト&スタッフの皆さんと力を合わせてこの映画を作っていきたいと思うので、公開を楽しみにしていて下さい。

すたひろ (原作)

青天の霹靂とはこのことです。6年前に完結した『和太鼓†ガールズ』は自分でも思い入れの深い作品でした。そんな作品にもう一度日の目を見る機会を与えてくださった奧秋監督には本当に感謝しています。映画には私のやりたかったことも沢山詰まっています。和太鼓の音(振動)には人の心に直接響く力があるんです。この映画も多くの観客の心に響く作品になってくれると期待しています。

奧秋泰男 (監督)

原作者すたひろ氏が描くミッション系女子高生と和太鼓という全く世界観の違う組み合わせを自分が描きたい世界とどうやってオーバーラップさせるか? という作業からこの映画づくりが始まりました。まず一つが日本の伝統文化とも言える和太鼓の世界をよりリアリティーをもって描くこと、そしてもう一つが17歳というジェネレーションの純真でありながらもこの世の中に存在する不条理な事象と対峙しながらも懸命に生きる姿。その二つの素材を組み合わせ「信じる」という意味、「生きる」という意味の答えを探す主人公の二人。和太鼓が持つ『音』の魂にその純真な生き様をまるで叩き壊す如く同期させて作品づくりは進んできました。数多あるキラキラ学園物語ではない新しい青春映画として多くの世代を超え、お楽しみいただければ幸いです。

■公開情報
『叩き壊すほどに君へ-WADAIKO†GIRLS-』
2020年秋全国公開予定
出演:紺野彩夏、久保田紗友
原作:すたひろ『和太鼓†ガールズ』月刊アクション(双葉社)
監督:奧秋泰男
脚本:加藤綾子
エグゼクティブプロデューサー:蓮見智威
製作統括:清家端
プロデューサー:前信介
制作プロダクション:グラスゴー15
(c)映画「叩き壊すほどに君へ WADAIKO†GIRLS」製作委員会

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