アントニオ・バンデラスが従業員の妻に語りかける 『ライフ・イットセルフ』本編映像
11月22日より全国公開される映画『ライフ・イットセルフ』より、本編映像が公開された。
始まりは、現代のニューヨーク。学生時代からのカップルのウィルとアビーは、大恋愛の後に結ばれる。第一子の誕生を間近に控え幸福の絶頂にいたその時、想像を絶する事故に遭遇してしまう。そして、たまたま旅行に訪れたニューヨークで、その悲惨な事故の顛末に深く関わってしまった幼い少年もまた、この事件をきっかけに、海を越えたスペインの大地で、両親と父の雇い主であるオリーブ園のオーナーを、ドラマティックな人生へと誘っていく。
物語の出発点となるウィルを『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のオスカー・アイザックが演じ、その妻・アビー役を『her/世界でひとつの彼女』のオリヴィア・ワイルドが務める。そしてスペインの広大なオリーブ園のオーナーをアントニオ・バンデラス、ウィルが頼るセラピストをアカデミー賞に4度ノミネートされたアネット・ベニングが演じる。
公開された本編映像では、バンデラス演じるスペインに暮らす裕福なオリーブ園の地主であるミスター・サチオーネが若い従業員の妻に「複雑な生い立ちのせいで、見つけられなくなってしまったんだ。一番大切なものを。だが、虚しさを埋めてはいけないな、ここで」と語りかけるシーンや、従業員がミスター・サチオーネの浮気を疑う様子が描かれている。
支配的な父親のもとで母親と共に耐えがたい生活を送っていたが、その父が遺書を残さずに死亡したことで、意図せず多額の財産を相続することとなったミスター・サチオーネ。その資金をもとに母の母国スペインに一人で移住し気ままな生活を送っていたが、実際は裕福ではあっても、一抹の寂しさや不安を拭うことができないまま人生をやり過ごしていた。そんな中、偶然、ある若い従業員家族の生活と深く関わることとなり、結果、“家族”の優しさや愛情に触れ、その喜びを知ることとなる。
『デスペラード』や『マスク・オブ・ゾロ』、『スパイ・キッズ』シリーズなどに出演してきたバンデラスは、ペドロ・アルモドバル監督の最新作『pain or glory(英題)』では主人公を演じ、第72回カンヌ国際映画祭で男優賞を獲得した。
■公開情報
『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』
11月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:オスカー・アイザック、オリヴィア・ワイルド、マンディ・パティンキン、オリヴィア・クック、ライア・コスタ、アネット・ベニング、アントニオ・バンデラス
配給:キノフィルムズ/木下グループ
2018年/アメリカ/英語・スペイン語/117分/SCOPE/5.1ch/PG12/字幕翻訳:桜井裕子
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