稲垣吾郎が語ったエンターテイナーとしての使命 ジャニー喜多川には「これからも見守っていて」

 イベント後の囲み取材で、稲垣は「ファンの方と同じ場所で、同じ空気を吸いながら時間を共にできるので、僕は舞台が大好き」と舞台とファンへの思いを吐露。一方で、安寿が京都公演について「吾郎さんが、いろんなところに連れて行ってくださって」と話すと、稲垣も「舞台の延長みたいな感じで、京都の夜を過ごして。個人個人にもいろんな思い出があるし、(舞台と)まったく一緒です。リアル『君の輝く夜に』」と話して会場を笑わせた。

安寿ミラ

 舞台上での女性3人との恋愛については「贅沢ですよ。男として、こんな幸せなことはありません。しかも一晩で」とニヤつく稲垣。また、「どなたがタイプ?」との問いには「選べないですよね。やっぱり僕も男ですから、その日の気分によって違う」と意気揚々。「こういう日は北村さん、こんな夜は安寿さん、こういうことするんだったら中島さんがいいなとか」と饒舌で、最後は「思う存分、たらしたいと思います」と宣言していた。

北村岳子

 主にリニューアルされるのは「1幕と2幕の間のショータイム」と稲垣。「衣装も変わるし、ボリュームもアップする。(今回は)ショータイムの中にもストーリーがあるみたい」と、見どころについてコメント。「一度京都で熟成して完成したもので、ここから悪くなることはないので、よりブラッシュアップしていきたい。舞台はお客様に観てもらうことで、色褪せずに成長していくもの。何十回もできるのは幸せだし、それが醍醐味でもある」と、思いを乗せて作品をアピールした。

 東京公演は日本青年館ホールで行われ、稲垣は「両親の結婚式の二次会か何かをやったらしいんですよ」と告白。「披露宴? 二次会?」と聞かれると、「後で電話します。確認してからくればよかった」とたじたじ。だがリポーターから「事実でいいですか?」との質問が飛ぶと、開き直ったように「いいです。結婚式の披露宴をやりました! 二次会でも、どっちでもいいです!」と勝手に事実認定を。

 「両親は、青年館で輝く夜を過ごしたんじゃないですかね。今後僕も何かあったら、リニューアルした青年会館で、輝く夜を過ごしたい」と話すと、安寿も「その時は、私たち3人で歌いますよ」とノリノリ。稲垣は「予定はないが、刻々と時は過ぎるのでわからない」と取材陣を沸かせる一方で、「もちろん両親にも来てもらいたい。いつも何回も来てくれるし、今回もすごい楽しみにしているので」と、優しい表情で息子としての顔を覗かせた。

 また先日亡くなったジャニー喜多川氏については「僕らの生みの親ですし、ジャニーさんがいなければここにも立っていない」とコメント。「一番望まれているのは、エンターテイメントで数多くの方に感動を届けること。僕らに対してはそれを願っていると思うので、それに応えていくことができたらなと思う。これからも見守っていてほしい」と、天国の恩師に更なる飛躍を誓った。

(取材・文=nakamura omame)

■公演情報
『君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~』
2019年8月30日(金)~9月23日(月・祝)
東京都日本青年館ホール
作・演出: 鈴木聡
音楽:佐山雅弘
出演: 稲垣吾郎 /  安寿ミラ、 北村岳子、 中島亜梨沙
演奏:佐山こうた(Pf)、高橋香織(Vln)、バカボン鈴木(B)、三好“3吉”功郎(G)、仙波清彦(Perc)

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