高杉真宙、23歳の誕生日を『サイン』共演者がサプライズお祝い 「一歩一歩頑張っていきたい」

 7月4日、木曜ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が行われ、大森南朋、松雪泰子、飯豊まりえ、高杉真宙、西田敏行、仲村トオルが登場した。

 大森が主演を務める本作は、最高視聴率25.5%を記録した韓国の大ヒットドラマ『サイン』のリメイク作。遺体の声なき声に耳を傾け続ける法医学者たちが、不都合な“事実”を隠ぺいする権力社会に立ち向かっていく。テレビ朝日のロングランシリーズ『法医学教室の事件ファイル』や昨年放送のドラマ『アンナチュラル』(TBS系)などでも取り扱われた人気ジャンル「法医学」を軸に、“真の正義とは何か”を問う。

 記者会見の前には、特別試写会も行われ、会場には多くの一般客も集まった。大森が「手こずりながらも楽しみながらやっています。最後までぜひ見ていただきたいと思います」「ドラマの撮影ってこんなに楽しいんだと。これまでゲスト出演が多くて、ゲスト出演だと肩身が狭い(笑)。主演をやらせていただき、大変ながらのびのびやらせていただいてます」とコメント。偏屈かつ無頼な解剖医・柚木貴志を演じる大森は、本作が民放連続ドラマ単独初主演となり、「法医学者」という役柄の難しさを実感しながらも、意欲的に挑んでいることを明かした。一方、柚木の助手となる新人解剖医・中園景を演じるのは飯豊。会場には飯豊の名前の入った応援うちわを持ったファンもおり、飯豊は嬉しさと緊張のせいか、笑いながら「私は先輩解剖医の大森さんにくらいついていくという役柄。憧れの先輩方と共演でき、すごく楽しいです」と充実の表情を見せた。

 大森率いる研究員チームと、松雪率いる警視庁チームが手を結び真実を明らかにしていくが、そこで一人彼らの前に立ちはだかるのが、権力に寄り添う国立大の法医学教授・伊達明義。伊達を演じる仲村は、感情を露わにデスクを叩くシーンのある第1話に関して「机を叩きすぎて壊さないように気をつけます」「部下を罵ったりアングラな行動ばかりしています。他のみなさんと違って全然楽しさがないですよ」と、眉間にしわを寄せた厳しい顔をキメ、会場を笑わせた。

(左から)大森南朋、飯豊まりえ

 番組では公式サイトのほかに、TwitterInstagramでも日々撮影の模様を発信中。特にInstagramでは、大森と飯豊が即興アドリブで寸劇を行う動画にも挑戦している。大森は、「飯豊ちゃんがすごい盛り上げてくれて」と紹介すると、飯豊は「大森さんから『Instagramで写真撮ろうよ』と言ってくれるんですよ!」と笑顔で明かし、大森は「やりづらいおじさんみたいになってない? 大丈夫?」と冗談を言って会場を和ませた。

 また、柚木の恩師となる兵藤を演じる西田は、大森との共演について「以前の現場では南朋ちゃんはエキセントリックな役で、マシンガンをがんがん打って私を亡き者にしようとしていた。今は落ち着いて師弟関係を演じているので不思議な感じです。でもたまに後ろを見てマシンガン持っていないかなと……」と、映画『アウトレイジ 最終章』での共演を振り返った。

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