『QUEEN』竹内結子は第一線で輝き続ける クランクアップに涙するほどの、“主演としての熱意”

 ドラマ関係者によると、本作の現場で竹内は、セット撮影の際には、カットの後に必ずプレビューを確認し、監督とすり合わせをする、そして誰よりも先にセットに戻り次の撮影に備えていたという。座長としての責任感と芝居に対する熱意が感じられる。

 『QUEEN』では、スピンドクターという異色の弁護士を演じ、色香漂う魅力を見せている竹内。イヴ・サンローランやブシュロンの衣装を華麗に着こなし、鼻にかかったような愛らしい声で人を操る姿は個性的にも映る。作品のオンエア中はその竹内の魅力に対しての賛辞や、共演の水川あさみとのお茶目なやりとりに対し「かわいい!」「癒される」などという声がSNS上で散見される。水川との関係は役の名前から「氷見与田」と呼ばれ、2人の掛け合いのシーンでは決まって“氷見与田ツイート”が溢れるほど注目された。6年ぶりの主演であっても、竹内は座長としてのブランクを感じさせない力強さを見せた。

 『QUEEN』はいよいよ最終回を迎えるが、竹内の最大の見せ場に、胸を打たれるだろう。美しいだけでなく、芝居に安定感があるだけでもない。心強さ、頼もしさを感じられる女優だからこそ、今もなお第一線を走り続けているのだろう。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■放送情報
『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』
フジテレビ系にて毎週(木)22時〜放送
出演:竹内結子、水川あさみ、中川大志、泉里香、バカリズム、斉藤由貴ほか
脚本:倉光泰子、三浦駿斗
主題歌:YUKI
オープニングテーマ:milet
音楽:SOIL&"PIMP"SESSIONS
編成企画:加藤達也
演出:関和亮、横尾初喜、山岸聖太、戸塚寛人
制作協力:ソケット
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/QUEEN/

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