マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギ、『キャプテン・マーベル』のキャスティングを語る

 マーベル・スタジオのプロデューサー兼プレジデントであるケヴィン・ファイギが、映画『キャプテン・マーベル』のキャスティングについて語った。

 マーベル初の女性ヒーロー単独主役である本作の主人公は、過去の記憶を失ったミステリアスなヒーロー。『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンが、謎めく女性ヒーロー“キャプテン・マーベル”を演じる。また、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のジュード・ロウ、『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソンらが脇を固める。

 キャプテン・マーベルは、瀕死の重傷を負って記憶を失ったが、宇宙に名を馳せるクリー帝国でヴァースという名を与えられ、ソルジャーとして生きているというキャラクター。ファイギは、キャプテン・マーベルについて、「このヒーローは、とても人間的な一面を持っていますが、この映画の物語とともに成長を遂げ、私たちがこれまで登場させたキャラクターの中で最もパワフルなキャラクターの1人となる人物です」と断言。クリー帝国のソルジャーがMCUで“最もパワフル”なヒーローの1人となるまでを描く物語になるという。

 そんな大きな期待を背負っている主人公キャプテン・マーベルを演じることになったラーソンについて、ファイギは、「ブリー・ラーソンがMCUに加わることに興味を持っているかもしれないと知ったとき、私たちは社内で数多くのミーティングを重ねて彼女にこの映画のアイディアを提案しに行きました」と、彼女のキャスティングへ並々ならぬ力を入れていたことを語った。

 さらに、「コミコン(2016年、米サンディエゴ)で初めて彼女を観客の前に招き、彼女がMCUの他の役者たちみんなと共にステージ上に立ったことが本当に印象的だった。彼女はステージの最前列に立つんだけど、その時の歓声を聞いて、ブリー演じるキャプテン・マーベルが、世界中で快く受け入れられる前触れみたいに感じたんだ、それだけ素晴らしいものだったよ」と、ラーソンをMCUに引き込んだことが正解だと確信した瞬間についても振り返った。

■公開情報
『キャプテン・マーベル』
3月15日(金)全国公開
監督:アンナ・ボーデン/ライアン・フレック
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ブリー・ラーソン、ジュード・ロウ、サミュエル・L・ジャクソン、クラーク・グレッグ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2019

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