宮藤官九郎が『いだてん』に仕掛けたワクワク感 生田斗真、満島真之介ら“天狗倶楽部”にも注目!

 1月6日から放送となる大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)。宮藤官九郎が脚本を手掛け、1912年に日本で初めてストックホルムオリンピックに参加した男・金栗四三(中村勘九郎)と、1964年に東京オリンピックを招致した男・田畑政治(阿部サダヲ)の2人がリレー方式で主人公を演じる。

 横尾忠則が担当した題字やビジュアルは、金栗が走っている場面をイメージさせる独特のものになっており、ほかにも本編の演出に大根仁が入っていたりと、大河ドラマのファン以外にも気になるニュースが次々と報じられている。

 キャストとしても、落語の神様と言われた古今亭志ん生をビートたけしが演じ、物語のナレーションも行う。志ん生の弟子を志願する五りん役の神木隆之介や、若かりし日の志ん生役の森山未來、彼と交わる浅草の遊女・小梅役の橋本愛や、人力車夫の清さん役の峯田和伸など、個性的な豪華俳優たちが名を連ねる。

 それに加え、昨年12月には、第4弾の出演者として、星野源、松坂桃李、松重豊、小泉今日子などが新たに加わることも発表され、大きな期待が高まっているのではないだろうか。

 放送に先駆けて、12月にはマスコミ向けの試写会と記者会見も行われた。オープニングでは、大友良英の音楽とともに、実際のオリンピックの資料画像と、田畑を演じる阿部サダヲが泳いでいる映像などが混在した不思議な映像が流れ、細かいところまで何度も観たいものになっていた。

 ドラマ本編は、東京オリンピックが始まる数年前の1959年から始まり、ストックホルムオリンピックが行われる数年前である1909年の日本があざやかに交錯する作りで、とにかく、数多くの登場人物が次から次へと登場する。第1話では、講道館柔道の創始者であり、日本スポーツの父と呼ばれる嘉納治五郎を演じた役所広司がさすがの存在感を見せている。

 そんな中でも、インパクトを残すのが、金栗と同じ時代を生きた、天狗倶楽部というスポーツ愛好会のメンバーではないだろうか。

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