「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『ボヘミアン・ラプソディ』
本作のクライマックスとなる“ライブ・エイド”のシーンはとにかく圧巻です。クイーンの演奏とともに、10万人以上の観客が一体化していくさまは、筒香のサヨナラホームランを球場で見届けたとき以来の鳥肌ものでした。エイズに罹り、自身の命が残り僅かであることを悟ったフレディが最後に歌う「We Are The Champions(伝説のチャンピオン)」。現在よりはるかに差別や偏見が残っていた時代、自身も過ちを犯し、屈辱も受けたフレディが、それでも最後にすべてを乗り越えて歌い上げたこの1曲には、今を生きるすべての人を勇気付けてくれるパワーがありました。実際のクイーンの音源を使用しながら、リミックスしたという本作の音楽は特筆ものです。
映画館で、しかもできれば、大スクリーンかつ音響のいい映画館で観るべき一作です。
■公開情報
『ボヘミアン・ラプソディ』
全国公開中
監督:ブライアン・シンガー
製作:グレアム・キング、ジム・ビーチ
音楽総指揮:ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー
出演:ラミ・マレック、ジョセフ・マッゼロ、ベン・ハーディ、グウィリム・リー、ルーシー・ボイントン、マイク・マイヤーズ、アレン・リーチ
配給:20世紀フォックス映画
(c)2018 Twentieth Century Fox
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/