菅田将暉と中村倫也の共演を熱望! ラジオの“朗読熱演”で見せた信頼の高さ

 そして話題はNHKの朝ドラへ。9月末まで放送されていた『半分、青い。』に出演していた中村と、現在放送中の『まんぷく』への出演が決定している菅田。朝ドラにちなんで、一夜かぎりの『脚本家は君だ!ラジオ夜ドラSPッ!!~』というコーナーを開催し、リスナーから送られてきた脚本を朗読した2人。いちコーナーとは思えない熱演ぶりで、「菅田相手に手は抜けない」、「倫也さん相手に手を抜けるわけがない」と互いの信頼の高さを見せた。送られてきた脚本はどれも短くコミカルなものが多かったが、さすがの演技は贅沢な時間だった。

 2人の演技といえば、初共演は菅田が主演したドラマ『ちゃんぽん食べたか』(2015、NHK)にさかのぼる。ほかに、菅田主演の映画『海月姫』(2014)、中村主演の映画『星ガ丘ワンダーランド』(2016)、ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(2017、日本テレビ系)など同じ作品に出演しているのだが、意外にも共演シーンは少ない。

 現在、菅田は『まんぷく』のほか映画『生きてるだけで、愛。』『アルキメデスの大戦』の公開を控え、一方の中村は現在放送中のドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』(日本テレビ系)と2019年1月クールドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)のメインキャストとしての出演がつい先日発表されたばかりだ。ドラマ、映画、舞台など活躍の場が広いなか、2人の共演を観ることは年々難しくなっているのかもしれない。

 番組で中村の役作りへの姿勢や、過去のミスまでも聞き出すことに成功した菅田。中村と打ち解けながら、他愛ない話の端々にも尊敬している様子が滲みでていた。菅田自身、これまではゲストに対して軽快なツッコミを入れることが多かったが、今回新しい一面を見せたとも言えるだろう。いずれにしても、俳優として名実ともに最前線を走る2人、やはり芝居での再共演に期待したいものだ。

■かみと ゆめ
ライター。映画、ドラマなど役者評、アクター分析を中心に執筆。Twitter

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