夏木マリ、石丸幹二、杉野希妃らが絶賛 『男と女、モントーク岬で』に著名人がコメント

 5月26日に公開される映画『男と女、モントーク岬で』に各界著名人がコメントを寄せた。

 本作は、『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフ監督最新作となるラブストーリー。かつての恋人と再会を果たしたベテラン作家の葛藤を、艶のある映像で描き出す。

 主人公で作家のマックスを、スウェーデンの国民的名優ステラン・スカルスガルド、マックスのかつての恋人レベッカを、『東ベルリンから来た女』のニーナ・ホスが演じる。

 このたびコメント寄せた著名人は、女優の夏木マリ、萬田久子、映画監督の杉野希妃ら13名。コメントは下記の通り。

コメント一覧

夏木マリ

自分の過去を想い出し
少々、切なくなる、、、
あの恋は償えたのか
巨匠フォルカー・シュレンドルフは
もの問う
思い出は未来への力となるのかと、、、

思い出は未来への力になるの?

石丸幹二(俳優・歌手)

よみがえる胸の痛みを感じつつ、
あえて16年前の恋愛をたどる二人。
彼らの想いを探る時間は、
自身の過去を振り返ることでもあり……。

平岳大(俳優)

それでも男は男なりに愛してたんだろう。同類として男には同情するけど、女の言い分も分かる。切なく擦れ違う恋の先輩たち。

萬田久子(女優)

ワインは飲んでみないと味がわからない。飲むためにはコルクを抜かないと飲めない。
出逢いに「縁」と「不思議」を感じ、別れに「必然」と「不思議」を感じる。
時は皆が過ぎていき、そして明日は皆に来るものだから。

辛酸なめ子(漫画家、コラムニスト)

不完全燃焼な思いを成仏させるため岬に向かう二人の男女。
若者の恋愛と違う、魂を癒す情事があることを知りました。

羽林由鶴(103kg恋愛カウンセラー)

重なった時でさえ違う記憶。
同じ出来事もそれぞれの思い。
それでもあの一瞬は心に刺さりなかなか癒えない。
大人でないとわからない男と女の交じり。

西村玲子(イラストレーター/エッセイスト)

ロングアイランドの美しい風景、いつかは…と憧れている。気持ちの良い大人の映画、洗練された素敵な言葉に酔う。ニーナ・ホスの美しさに参りました。

鏡リュウジ(占星術研究家・翻訳家)

愛は、わずか数日の時間に男と女の生涯すべてを凝縮してしまうこともある。この物語で僕たちはその愛の錬金術を目撃する

小高千枝(心理カウンセラー)

夢を現実にしたいという欲望。本当に大切なヒトとの生き方。後悔のない人生を送るために、1か所に立つ木ではなく、柔軟に動く動物であるべきなのか。お互いの心と心が歩み寄ることによって正解が導き出される。

俵万智(歌人)

心の中にモントーク岬を持っている人は、みな行くべきだと思う。
恋愛で大事なのは、始まりかたじゃなくて、終わらせかたですね。

光野桃(エッセイスト)

歳を重ねて思い出す恋は、より苦い。がそれは、止まりかけていた人生を前へと進ませてもくれる妙薬。若くない女優ふたりの存在感が胸を打った。クララのファッションとちょんまげヘア、真似したい!

齋藤薫(エッセイスト・美容ジャーナリスト)

なぜ人間として魅力的なほど、思慮深く知的なほど、男と女は傷つけ合わなければならない運命にあるのか? だから、これは、素晴らしい大人たちの、残酷すぎるラブストーリー。期せずして、人生を立ち止まらせる重要な一作になるはずだ。

杉野希妃(女優・映画監督)

男の身勝手さや子どもっぷりはいただけないが、女たちがそれを許容してしまう哀愁と可愛げ。恋愛が人を作るのだなぁとしみじみ浸った。

■公開情報
『男と女、モントーク岬で』
5月26日(土)ヒューマントラスト有楽町、新宿武蔵野館ほかにて順次ロードショー
監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:ステラン・スカルスガルド、ニーナ・ホス
配給:アルバトロス・フィルム
ドイツ・フランス・アイルランド映画/英語・フランス語/シネスコ/2017年/106分/原題:Return to Montauk
(c)Ziegler Film/Franziska Strauss
公式サイト:montauk-movie.com

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