相葉雅紀、抜群に高い好感度はどう演技に活かされる? 紅白司会後は映画・ドラマへの復帰なるか
ニホンモニター株式会社による調査で、「2016年タレントCM起用社数ランキング」が発表された。男性タレント部門は下記のような結果だ。
1位 相葉雅紀(嵐)・錦織圭…12社
2位 櫻井翔(嵐)・西島秀俊・二宮和也(嵐)・遠藤憲一…11社
3位 DAIGO(BREAKKERZ)・長瀬智也(TOKIO)・松本潤(嵐)…10社
4位 大野智(嵐)・斎藤司(トレンディエンジェル)・松岡修造…9社
5位 小栗旬・城島茂(TOKIO)・松重豊…8社
流石と言うべきか、嵐のメンバー全員がランクインしている。彼らの人気ぶりを象徴するような結果だ。しかし意外なのが順位である。嵐メンバーの2016年の映画・ドラマ出演作品数を見てみよう。
大野智…1作品/『世界一難しい恋』(日本テレビ系)
櫻井翔…1作品/『世界一難しい恋』(日本テレビ系)※最終話で友情出演
相葉雅紀…0作品
二宮和也…2作品/『新春スペシャルドラマ「坊っちゃん」』(フジテレビ系)、『暗殺教室 -卒業編-』
松本潤…1作品/『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)
やはり演技派と言われる二宮が出演作品数が一番多く、連ドラ常連の松本、初のラブコメ作品に出演した大野、作品のスパイスとなった櫻井が続く。一方、「タレントCM起用社数ランキング」で1位を獲得した相葉は、2016年映画・ドラマ共に露出が無かった。他のメンバーに比べてしばらく演技からは離れているイメージの相葉だが、「タレントCM起用社数ランキング」では2年連続1位を獲得している。そこで今回は、相葉がCMに起用される理由について考察するとともに、その特性が今後、どのように映画・ドラマに活かされる可能性があるかを探りたい。
相葉が数多くのCMに起用されるのは、何と言ってもイメージの良さからだろう。相葉は『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)や『相葉マナブ』(テレビ朝日系)、『グッと!スポーツ』(NHK系)などに出演していることから、大人から子どもまで幅広い層から人気を得ている。番組内で見せてくれる「明るくてちょっとおバカ」なキャラクターとゆるい雰囲気も、好感が持たれる一因だろう。純粋で心優しく、親しみやすいイメージは、CMの好感度アップにうってつけと言える。
さらに、対応力の高さにも注目したい。印象的だったのが、2014年に放送された『嵐にしやがれ 元旦SP』(日本テレビ系)内で行なわれたドッキリ企画。相葉に仕掛けられたドッキリの一つに、番組の5秒PRの偽撮影というものがあった。「この後は、森のキノコのクリームスパゲティ!」というセリフを言わされるのだが、スタッフから「“この後は、若鶏のクリームスパゲティ! なめたらいかんぜお!!”にコメントを変えて」、「なめたらいかんぜお!!にすごみを入れて」「なめたらいかんぜお!!をかわいく言って」と、普通なら有り得えない注文を付けられるというものだ。しかし相葉は、おかしいと思いつつも次々とそのリクエストに応えていく。相手の要望に対し、即座に応えられるのは相葉の素直な性格があってこそだろう。