見上げるほど巨大なゴジラが迫ってくる! 編集部の「PSVR」体験レポ

 ゲーム性のあるVRコンテンツとして、『バットマン:アーカム VR』もプレイしてみた。タイトルの通り、アメコミヒーローのバットマンになって、ゴッサム・シティの事件を解決していく謎解きアドベンチャーだ。

『バットマン:アーカム VR』』プロモーション動画

 謎を解くためには、身の回りや部屋の隅々まで捜索する必要があり、時には天井や足元といった視界の端にヒントが隠れていることもあるので、バーチャル空間を満喫するにはうってつけのゲームといえる。銃やブーメランなどのガジェットを駆使して謎解きを進めるのだが、基本は視点操作でカーソルをあわせて、コントローラーのボタンを押すだけの簡単操作。ゲーム慣れしていない人でも安心だ。ちなみに、「PlayStation Moveモーションコントローラー」を使うと、より楽しめるとのこと。

 また、奥行きを感じさせる映像美も圧巻で、退廃的なゴッサム・シティの街並みはもちろん、遠くでゆらめく摩天楼の輝きや、数百メートルある高層ビルからの眺めは足が竦みそうになる。さらには、ロビンやジョーカーといったおなじみのキャラたちが、自分の目を見て語りかけてくるのもファンにとってはたまらない。VRでは、憧れの空想キャラになりきることもできるのだ。

 家庭内にとどまらず、オランダ・アムステルダムではVR専門の映画館がオープンするなど、様々な方面でVRのコンテンツ開発は行われている。ここに触覚や味覚、嗅覚などの感覚を取り入れられれば、さらにリアルな体験が可能になるだろう。まだまだ進化の可能性を秘めているだけに、今後の動向からも目がはなせない。

(文=編集部)

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