『ハンナ・アーレント』監督が手掛けるミステリー『生きうつしのプリマ』公開へ
『ハンナ・アーレント』を手がけたマルガレーテ・フォン・トロッタ監督の最新作「The Misplaced World(英題)」が、『生きうつしのプリマ』の邦題で、7月16日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開されることが決定した。
本作は、フォン・トロッタ監督が『ハンナ・アーレント』主演のバルバラ・スコヴァとふたたびタッグを組んだミステリー。ドイツに暮らすゾフィがニューヨークへ渡り、1年前に亡くなった最愛の母エヴェリンに生き写しの女性カタリーナの秘密を探る模様を描き出す。
バルバラ・スコヴァが一人二役で秘密を抱えたカタリーナとエヴェリン役を演じるほか、『帰ってきたヒトラー』のカッチャ・リーマンが母のもうひとつの顔と向き合うことになるゾフィ役、『愛を読むひと』のマティアス・ハービッヒが父ポール役をそれぞれ演じる。
このたび公開されたポスタービジュアルには、ネットニュース記事の中のカタリーナを背景に、彼女を求めて見知らぬニューヨークの街を彷徨うゾフィの姿が、“母と同じ顔をしたメトロポリタン・オペラのプリマドンナ。彼女は誰なのか?”のコピーとともに捉えられている。
あわせて公開された予告編では、父親が偶然見つけたことによりカタリーナの存在を知ったゾフィが、母とカタリーナの関係を探るため、ニューヨークを訪れる様子が映し出される。カタリーナに拒絶されながらも、亡き母の封印された過去を求め、ニューヨーク、ドイツ、イタリアへと舞台を移しながら、ゾフィが真実に近づいていく様子をミステリアスに描いていく。
■公開情報
『生きうつしのプリマ』
7月16日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督・脚本:マルガレーテ・フォン・トロッタ
出演:カッチャ・リーマン、バルバラ・スコヴァ、マティアス・ハービッヒ
配給:ギャガ
(c)2015 Concorde Filmverleih / Jane Betke