志尊淳、広瀬アリス、前田公輝、橋本マナミ……注目の若手俳優は『ダマシバナシ』をどう演じる?
スペシャルドラマ『ダマシバナシ』(日本テレビ系列)が、12月20日の放送を前に話題を呼んでいる。今注目の若手俳優、志尊淳、広瀬アリス、前田公輝の3人が吉田家の兄姉弟となり、それぞれオムニバス形式で、ブラックサスペンス・恋愛ホラー・セクシーコメディに挑戦、大どんでん返しが繰り広げられる衝撃の物語だという。ドラマの内容はもちろんのこと、これからのドラマ界を担うであろう3人の若手俳優が共演を果たしているのが見逃せないポイントだ。
ここ数年の若手俳優は、塩顔ブームも相まって新しい俳優が次々に頭角を現している。さらにはジャニーズ、神木隆之介や三浦春馬など、若くしてキャリアを積んだ実力派も勢いがあり、群雄割拠の様相を呈している。松坂桃李が主役を張るようになったと思いきや、福士蒼汰が現れ、さらにそのポジションを狙うかのように中川大志が台頭するなど、次々に新たな才能が表出しているのだ。かつて『ウォーターボーイズ』(2003)や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(2007)など、若手俳優の世代交代のターニングポイントとなるドラマが存在したが、2015年は『表参道高校合唱部!』や『デスノート』がターニングポイントとなる作品だったのではないか。
『ダマシバナシ』では、前述したドラマ『表参道高校合唱部!』でヒロインの相手役を好演した志尊淳が、「ダマシバナシ(1)『星也』(ちょっとシュールな次男のお話)」の主人公・中村家の長男役を務める。オレオレ詐欺を仕掛けるものの、相手の老人が一筋縄でいかず四苦八苦するという話だ。昨年は『烈車戦隊トッキュウジャー』(2014)でリーダーを務め、子どもたちに大人気だった彼は、今年は『表参道高校合唱部!』以外にも、ドラマ版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『5→9~私に恋したお坊さん~』に出演するなど、ヒーローから脱却して実力派俳優への道を歩みだす飛躍の年となった。「ダマシバナシ(2)『真昼』(ちょっとホラーな長女のお話)」には、妹の広瀬すずと並び今年も大活躍した広瀬アリスが長女役として出演する。『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(2015)のみち子役は彼女の代表作となるほどの当たり役で、ドラマの特性も影響したのか老若男女問わず、その名をとどろかせた。浮気をしている彼氏の部屋の隣りで料理をする、というシュールな物語の中でも、釣りバカで開花した勝気な演技を見せてくれるのだろうか。