電子音を使わず「からくり」で鳴く!『大人の科学マガジン あたらしい鳩時計』刊行
組み立て式の本格からくり鳩時計『大人の科学マガジン あたらしい鳩時計』が、7月30日にGakkenより発売された。
本キットは、小鳥の羽ばたきやさえずりを電子的な仕組みではなく、からくりで再現した組み立て式の鳩時計。1時間に1回、小鳥が羽ばたきながらさえずり、時刻を知らせる仕組みになっている。外箱は透明仕様で、組み立て完成後も内部の精巧なメカの動きや構造を眺めることができる。
動力はひとつのモーターのみ。モーターが50点を超える専用のパーツとギアに力を伝え、小鳥の複雑な動きや音程の変わる鳴き声などの機構を動かす。小鳥は体を左右に振りながら、くちばし、つばさ、尾羽を同時に動かすことができ、上部の屋根は取り外し可能で内部のメカを確認できる構造となっている。
さえずりは電子音ではなく、内部の小型ポンプで空気を送り、笛を鳴らして音を生み出す仕組み。音程は笛の空気室の大きさによって変化し、およそ1オクターブの音域を表現できる。パーツ数は約50点で、この鳩時計のために設計されたギアやカムなどのオリジナルパーツが多数含まれている。
鳩時計の側面には、小鳥の鳴き声を制御する「カム」が付いており、カムの形によって鳴き声が変化する。付属するカムは全部で5種類。小鳥のさえずり3種類に加え、小鳥のアラーム、小鳥のメロディを収録している。側面の小窓を開けることで、気分に合わせてカムを付け替えられる。あわせて、自分だけの鳴き声のカムを作れる工作紙も付属。カムの形を工夫することで、小鳥の鳴き方を自由に変更できる。3種類の針も付属し、時計の文字盤もカスタマイズ可能となっている。
本誌では、動物言語学者・鈴木俊貴のインタビューを掲載。鳩時計のからくりの仕組みを解説する記事や、改造アイデア、鳩時計の歴史も紹介している。
仕様は、クオーツ式の時計機能にアナログ式の時刻表示、1時間に1回鳴る報時機能を搭載。光センサーに連動して暗いときには鳴かない自動鳴止機能や、時報と連動して点灯するLEDも内蔵する。電源は単二形アルカリ乾電池2本。外形寸法は幅109×奥行108×高さ159mm、重さは400g(電池含まず)。
■書誌情報
『大人の科学マガジン あたらしい鳩時計』
編:大人の科学マガジン編集部
価格:10,780円(税込)
発売日:2026年7月30日
発行所:Gakken