見えなかった女性たちの歴史を可視化 世界史の常識を更新する一冊『絶望しかけた女子のための世界史』
『絶望しかけた女子のための世界史』(大和書房)が3月18日(水)に発売された。
【画像】歴史に存在した女性たちの史実を最新研究でアップデート
歴史に存在した女性たちを最新研究で可視化。絶望の先にある希望をひらく新しい歴史本。「男は外、女は家」という考えは、いつ、どのように作られたのか?最新研究と埋もれた史実から、世界史の大前提を根底からアップデートする一冊。
歴史を学んだとき、こう思わなかっただろうかーー「昔の女性は従属し、時代とともに少しずつ解放された」――そんなシンプルな物語。でも、本当の歴史はもっと複雑で、もっと面白い。声を上げ、創造し、闘った女性たちが確かに存在したのに、その姿は長い間、見えなくされてきた。この本は、その「見えなかった歴史」に光を当て、世界の見方をひっくり返す旅へと誘い出す。
目次
Ⅰ 先史時代
1 先史時代、女性は存在していたの?
2 ヴィーナス小像と女性の地位
3 「仕事」が生まれ、女性差別がはじまる
Ⅱ 古代
4 古代の女性戦士と女性市民
Ⅲ 中世
5 中世では、女王や女騎士が権力を行使していた
6 女性たちは大聖堂を建設していた
7 大監禁
8 「魔女狩り」から逃れる
9 女性作家、忘れられた名詞と職業
Ⅳ 近現代
10 啓蒙時代の「女学者」たち
11 消された女性革命家たち
12 一九世紀は、ドレスと処女と「女の人形」
13 一九世紀の男性階級への抵抗
14 銃声の中に?それとも台所に?―女たちの二〇世紀のはじまり
15 戦争は男だけのものではなかった―第二次世界大戦
16 戦後、女性は市民になった―はずだった
17 さて、女性差別は終わった?
著者情報
ティチュー・ルコック(Titiou Lecoq)
1980年パリ生まれ。ジャーナリスト、作家、ブロガー。著書に『解放!汚れた洗濯物を前に勝ち取るフェミニストの闘い』(2014年)、小説『Les Morues』(2011年)、『栄光と私』(2019年)など。
訳者情報
鳥取絹子(とっとり・きぬこ)
フランス語翻訳家、ジャーナリスト。お茶の水女子大学卒業。訳書に『フランス人は子どもにふりまわされない』(CEメディアハウス)、『帝国の最期の日々』(原書房)、『崩壊学一人類が直面している脅威の実態』(草思社)、『素顔のココ・シャネル』、『私はガス室の「特殊務」をしていた』、『バルテュス、自身を語る』、『理不尽な国ニッポン』(すべて河出書房新社)など多数。
■書誌情報
『絶望しかけた女子のための世界史』
著者:ティチュー・ルコック/訳者:鳥取絹子
価格:2,530円(税込)
発売日:2026年3月18日
出版社:大和書房