黒川博行『国境』実写映画化 伊藤英明×染谷将太で“疫病神”シリーズ映像化
黒川博行『国境』(文藝春秋/2014年12月4日刊)が監督・井筒和幸、主演・伊藤英明、染谷将太で実写映画化されることが2026年3月5日に発表された。
映画化もされた「後妻業」をはじめ、数多くの作品を送り出す、小説家・黒川博行の“疫病神”シリーズ。大阪のヤクザ・桑原と、建設コンサルタント・二宮がバディを組み、アウトロー2人が悪党を相手に暴れ回るこのシリーズはすでに7作品におよび、第5作「破門」は第151回直木賞を受賞。映像化作品も多数あり。
そんなシリーズ作品の1つ『国境』。騙された金を取り返すため、桑原は二宮を連れて北朝鮮に密入国し、高飛びした詐欺師を追う。“国境破り”の先に、異国の地で待ち受けるものとは……。
映画『国境』は監督に井筒和幸、「国境破り」バディに伊藤英明、染谷将太を迎え2月28日にクランクイン。4月まで、関西で大規模ロケを敢行する。さらに韓国人キャストの出演もあり、日韓合作として、世界への展開も見据えている。
伊藤は「言葉に血を通わせること、感情を宿らせること。その教えを胸に、今作ではさらに血を巡らせ、熱を帯びた芝居で挑みたいと思っています。」、染谷は「アジアと大阪を駆ける井筒ノワール映画、世界で類を見ない痛快アクションコメディ映画確定です!必死のパッチでこの大航海を乗り切ります!」と決意を語っている。
■黒川博行(著者・原作者)コメント
「疫病神」シリーズは多く映画やドラマにしてもらったが、『国境』は声がかかっても実現しなかった。理由は簡単で、小説そのもののスケールが大きく、舞台の半分が北朝鮮であり、政治的背景は別にしても、ロケに多大の困難と制作費がかかるだろうというのが、わたしの考えだった。
ーーが、『国境』の映画化が実現した。それも名匠、井筒和幸の監督で。主演は伊藤英明と染谷将太。ふたりとも、わたしの好きな俳優だ。脚本を読んだが、展開がスピーディーで大阪弁がぴたりとはまっている。裏社会の符牒と言葉遣いもリアリティーがあり、これらのセリフに俳優が絡んだら、どんなにすばらしい映画になるのだろうと期待しかない。井筒さん、ありがとうございます。十数年前、東京でお会いしたとき、まさか『国境』を映像にしてくれるとは思ってもみませんでした。ほんとうに楽しみです。
■書誌情報
『国境』上・下(全2冊)
著者:黒川博行
価格:上巻 本体858円(税込)
下巻 本体836円(税込)
発売日:2014年12月04日
出版社:文藝春秋
レーベル:文春文庫
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