ハンチョウ × ちいかわが異色コラボ!? 大槻たちが“かわいい”キャラを求めて奮闘

※本記事は『1日外出録ハンチョウ』最新第172話の内容に触れる部分があります。連載を未読の方はご注意ください。

 「週刊ヤングマガジン」2026年4・5号(講談社/12月22日発売)に収録された『一日外出録ハンチョウ』第172話「伽羅」。本作にイラストレーター・ナガノがSNSで連載している漫画『ちいかわ』が登場し、異色のコラボレーションとして話題になっている。


 『一日外出録ハンチョウ』は福本伸行『賭博破戒録カイジ』(講談社)に登場する大槻太郎が主人公として描かれる公式スピンオフ作品。チンチロなどで稼いだ大金で手にする「1日外出券」を用いて、大槻が地上の世界を満喫する様子が描かれる。

 第172話「伽羅」では帝愛マスコットキャラクターのデザインコンペが開催されるため、大槻たちは世の中の流行を知るために外出を決意。原宿のファンシーなキャラクターショップへと足を踏み入れる。

 原宿のキャラクターショップで大槻たちが手に取ったのは『ちいかわ』に登場するちいかわやハチワレといったキャラクターのぬいぐるみ。『ちいかわ』グッズを手にしつつ、その姿を観察したり、ぬいぐるみを「ぎゅむ…」と潰したりするなか、なぜ『ちいかわ』が多くのファンに愛されるのか、彼らなりに考察していく。

 画風や世界観が大きく異なる『一日外出録ハンチョウ』と『ちいかわ』のコラボレーション。『ちいかわ』のコミック公式X、また作者・ナガノの初代担当編集ら『ちいかわ』関係者も異色のコラボに対して反応を示した。


 作中で明言はされていないが、大槻が訪れたのは「ちいかわらんど」原宿店であることが伺える。作中のキャラクター「あの子」の上半身が掲げられた店内の装飾、商品が陳列された壁の上部に「ラッコ」「あの子」「カブトムシ」「オデ」の順で描かれたイラストなど、背景の描写が原宿の店舗の内装と一致するためだ。

 そのほか主要キャラクターのグッズはもちろん、古本屋やゾウ、フグといったぬいぐるみも陳列されているほか、2025年9月より展開されている「Chiikawa Baby」の装飾も『一日外出録ハンチョウ』の世界の一部として描かれた。

 「ちいかわらんど」原宿店は2025年10月10日に拡大リニューアルオープンしたばかりの店舗であり、建物の1階全体が「ちいかわらんど」となっている。原宿店を訪れた際には大槻の気分を味わえるかもしれない。

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